こんにちは、リビングボイスの實方です。
戸建てを購入するときは、オール電化に興味を持つ方も多いと思います。
近年オール電化の需要は増えてきましたが、具体的に生活にどう影響してくるのかや、どれくらい安くなるのかなど、ぼんやりしている方も多いかもしれません。
そこで今回は、戸建てでオール電化を選択した場合のメリット・デメリット、例として3人世帯での金額や節約方法などを解説しますので、参考にしてみてください。
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弊社へのお問い合わせはこちらオール電化の戸建てとは?変わる設備やメリット
オール電化の戸建てとは、その名の通り「家の中のシステムを全て電気のみで補う戸建て」のことです。
通常であれば「ガス」「灯油」などを使用して、暖房・給湯・調理に関わるエネルギーを使用してきましたが、これらが必要なくなります。
それぞれ、設備面でどう変化するのかを解説していきます。
暖房設備はどう変わる?
石油ストーブやガスヒーターが、電気ストーブ、エアコン、床暖房などに変わります。
ちなみに、人気の床暖房は2種類あります。
●電気ヒーター式
●ヒートポンプ式
コストの安さから言えば、ヒートポンプで暖めた温水を利用する「ヒートポンプ式」が人気です。
給湯設備はどう変わる?
ガス給湯器から、エコキュートや電気温水器に変わります。
エコキュートは正式名称を「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」と言い、安い深夜電力を使って夜のうちにお湯を沸かし、日中に使用できるようお湯を沸かしておくことができます。
電気温水器はヒーターの熱でお湯を沸かす仕組みですが、現在ではヒートポンプ式のエコキュートの方が、熱効率が高いという理由から広まっています。
調理設備はどう変わる?
ガスコンロからIHクッキングヒーターに変わります。
内部に設置されているコイルに電流を流し、IH対応の調理器具を電気によって熱くすることで調理します。
ガスや火を使用しないので安全性が高く、平らなので掃除も手入れしやすいです。
これらの設備は、お手軽さや安全性も高いことから、2000年代より普及してきました。
次は、メリットについて解説します。
下記の6つです。
1.夜間電力が安くなる
電力会社ではオール電化向けの夜間割プランがあり、夜間にエコキュートなどを活用すれば安くなります。
2.料金一本化で安くなる
ガスを使用しないため、別々で支払っていた料金を一本化できますので、基本使用料も安くすることが可能です。
3.安全性が高い
火やガスを使用しないため、火災やガス漏れといったリスクが減るため安全性が高いです。
火災リスクが少ないことから、火災保険の割引を受けられることもあります。
4.災害時の対策にもなる
エコキュート内の水は、飲料水としては使用できないものの、生活用水として使用することが可能で災害時の対策にもなります。
さらに、電気はガスや水道などのライフラインの中では、普及する可能性が一番早いのもメリットです。
5.新築時のコストが安くなる
ガスの配管を設置する必要がないので、新築時のコストが安くなります。
6.蓄電も利用できる
太陽光発電などで蓄電された電力は、昼間の割高な時間帯に使用することが可能です。
オール電化戸建てのデメリット6つ
デメリットは、下記の6つです。
※事前に対策できる場合もあるので、そちらも合わせて解説します。
1.停電時のシステムストップ
停電時には、電気で賄っているシステムが全てストップしてしまいます。
太陽光発電などで昼間に蓄電されていれば、その電力を使用することが可能です。
2.設備設置費用が割高
エコキュートやIHクッキングヒーターなどは、ガスコンロやガス給湯器に比べて設備の面では割高になります。
新築時の場合は、ガス使用よりも建設コストが安くなることがあるため、その分を補填できる可能性もあります。
3.昼間の電気代が高くなる
オール電化向けのプランでは、夜間は安く済みますが、昼間に使用するエアコンやテレビなどは割高になります。
日中でも家にいることが多い方は電気代が高くなる傾向にありますが、太陽光発電や夜間に蓄電した電力を有効活用することで、抑えられる可能性があります。
4.エコキュート設置場所と騒音
エコキュートを設置する際には、ヒートポンプユニットと貯湯ユニットを置くスペースが必要になります。
さらに、設置する場所を考慮しないと夜間に動作するため、騒音問題も発生する場合があるので、設置業者と相談して決めることをオススメします。
5.IHクッキングヒーター専用鍋や設置
IHクッキングヒーターを使用する際にはIH専用の鍋が必要で、電源も一般的な100Vには対応しておらず、200Vに対応している必要があります。
対応させるためには100Vから、200V電源へ上げる工事を行わなければいけません。
6.ガスへの乗り換えが困難
何かしらの不満があってガスに戻そうとしても、改築しない限りはガスへの乗り換えが難しくなります。
本当にガスを必要としていないのかなど、慎重に検討して導入することをオススメします。
オール電化戸建て3人世帯での電気代例と節約方法
3人世帯での電気代は、下記のとおりです。
3人世帯の場合・・・約14,500円
ちなみに、これは全て一本化された金額なので、ピンとこないかもしれません。
通常はガスも使用すると、下記のような金額になります。
●電気代・・・約11,000円
●ガス代・・・約5,000円
●その他光熱費・・・約1,500円
合計で約17,500円となります。
月間で約3,000円、年間では約36,000円の節約になります。
電気代の節約方法
ここからは、さらにお得にするための節約方法について解説します。
基本的な節約方法は、大きく分けて3つあります。
●電気料金が安い夜間に、タイマー付きの家電などを利用して夜間のうちに完了させておく
●現状よりも安いプランがないか、定期的に見直す
●太陽光発電設置を検討して、昼間に蓄電した電力を使う
その他、設備別に細かい節約方法もご紹介します。
エアコンの節約方法
●設定温度を暖房20℃・冷房28℃を目安にする
●長期外出の場合はコンセントを抜いておく
●こまめなフィルターの掃除
●扇風機などで空気を循環させる
テレビの節約方法
●長期間見ない時はコンセントを抜いておく
●画面の輝度を上げすぎない
●省エネモードがあれば選択する
照明の節約方法
●使用しない時はこまめに消す
●LEDなどの省エネ効果がある電球に切り替える
冷蔵庫の節約方法
●壁から離して設置する
●冷蔵庫内に物を詰めすぎない
●ドアの開けしめ回数を減らす
●熱い料理などは冷ましてから入れる
●冷気が逃げないようドアパッキンの劣化に注意する
IHクッキングヒーターの節約方法
●事前に電子レンジでの調理や圧力鍋を活用する
●タイマー機能の活用
●自動湯沸かし機能を使う
洗濯機の節約方法
●お風呂の残り湯を活用する
●まとめ洗で洗濯回数を減らす
温水洗浄便座の節約方法
●温度設定を低めにする
●熱が逃げないようフタを閉める
●使わない時はプラグを抜く
エコキュートの節約方法
●省エネモードを利用する
●追い焚き防止でお風呂は間隔を空けずに入る
●入浴後にお風呂のフタをする
●長期間不在になるときは不在設定をする
●追い焚きよりも高温足し湯を活用する
まとめ
今回は、戸建てに住みたい方向けに、オール電化とは?からメリット・デメリット、節約方法まで解説してきました。
かなり便利な部分もあれば、電気ならではの不便な部分もあるので、住む場合には事前によく検討する必要があります。
こまめに節約をすることで、ランニングコストも減らすことができるので、当記事を参考にして行ってみてください。
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