平塚市へのお引越しが決まったあとは、子どもたちの学校についても気になりますね。
その中でも給食は、親子揃って確認しておきたいポイントの1つです。
平塚市では小学校で完全給食、中学校でミルク給食を実施しています。
現在では小学校28校のうち、共同調理場で21校、単独調理場で7校、給食を調理しているそうです。
また平塚市は、子ども達が安心して楽しく給食を食べられるような取り組みや、食の大切さ、作る人へ感謝する取り組みも行われていることが特徴です。
では、具体的にどのような取り組みがあるのか見ていきましょう。
平塚市では安全な給食を届けるために、食材の物資選定および食材と提供食の検査を実施しています。
具体的には、O-157検査・残留農薬検査、一般細菌検査です。
また平成24年度からは、より一層の安心・安全の確保のため、放射性物質検査も実施されています。
児童に提供した給食1食分を、原則1週間ごとにまとめて測定しており、検体となる提供食は、測定ごとに異なる小学校から採取しています。
検査結果は概ね検査実施日の翌週金曜日に公開予定となっており、検査スケジュール予定や検査結果に関しては、平塚市のホームページ上で確認することができます。
また、日本学校保健会発行の「学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドライン」を基本とした、食物アレルギーがある子に対応するためのマニュアルも作成しています。
内容は、平塚市立小学校における食物アレルギー疾患を持つ児童の状況や、学校給食における対応の原則、具体的な対応の手順などです。
このマニュアルに関しては、平塚市のホームページ上で誰でも閲覧することができますので、気になる方は確認してみてください。
平塚市は、学校給食に地元産の食材を取り入れることで、地産地消に努めています。
この「地産地消」には3点のメリットがあります。
その1つ目は、新鮮なものが手に入る点です。
畑で収穫されてから、手元に届くまでの距離が短くすむことで、採れたてで鮮度の良い状態の野菜を調理することができます。
そのうえ、味もほとんど落ちることなく、おいしく頂くことができます。
2つ目は、生産者の顔が見える点です。
多くの場合、直売所などで生産者と直接会話ができ、場所によっては生産者の顔写真やコメントを載せているところもあります。
誰が作ったものかが分かることで、安心して購入でき、さらに生産者との信頼関係も築かれていきます。
3つ目は、環境に優しい点です。
食事を国産の食糧でまかなうことによって、食材を運ぶために利用する船や飛行機、トラックなどの燃料消費が減ります。
それにより、地球温暖化の原因になる二酸化炭素の排出量を減らすことができるのです。
また生鮮食品を運ぶときには冷蔵庫を使いますが、そのエネルギーも節約できるため、地産地消は環境に優しいといわれています。
平塚市の学校給食では、全野菜使用品目49種類中22品目、約45%で平塚産を使用しています。
青果店や農業関係者の協力により、平塚産野菜を優先して使用する体制が整えられているそうです。
これまで実際に学校給食に使用された平塚産の食材は、小松菜・トマト・大根・キウイフルーツなど様々です。
子どもたちも、地元の野菜を使った学校給食からさまざまな学びがあり、食農教育の一環となっています。
具体的には1つ目に、食品を選択する能力の育成が挙げられます。
学校給食にいろいろな食品が使われていることを知り、日頃食べている食品や料理の名前を知ることに繋がっています。
2つ目は、感謝の心の育成です。
食物を大事にし、食物の生産などに関わる人々への感謝の心も育てています。
3つ目に、社会性の育成です。
自然界の中で動植物とともに生きている自分の存在について考え、環境や資源に配慮した食生活を実践しようとすることに繋がります。
4つ目は、食文化の尊重です。
各地域の産物、食文化や食に関わる歴史などを理解し、尊重する心も育てます。
平塚市のホームページ上では、食材産地予定や食材産地実績を確認することができますので、ぜひチェックしてみてください。
学校では安心して、地元産の食材を使用したおいしい給食が食べられそうですね。
子ども達がより楽しく学校給食を食べられるように、これまで平塚市が行なった取り組みとして、①ふれあい給食の実施②湘南ベルマーレ応援給食③横浜ビー・コルセアーズ応援給食があります。
1つずつどのような取り組みなのか、見ていきましょう。
平成18年度から実施されています。
児童が生産者と一緒に給食を食べ、畜産物について作り方や管理の大変さ、大切さを教えていただく機会となっています。
JA湘南や漁業協同組合、やまゆりポーク生産者協議会などの生産者の皆様のご協力のもと行われており、農業や漁業に関する理解や感謝の気持ちを育むことを目的としています。
金田小学校で行われたふれあい給食では、漁業協同組合の方と漁師をしている方が小学校に来校されたことがありました。
その際は、平塚の漁業についての講演の他、魚のさばき方、一緒に給食を食べるふれあい給食が行われました。
子どもたちは盛んに質問をしたり、メモを取ったりし、漁業に対して興味関心を深めたようです。
また農畜産業を営む生産者さんが来校してふれあい給食を行った際には、農業や酪農業、畜産業などそれぞれの産業に関する情報を知ったり、質問したりするなど、学ぶ機会になりました。
平塚市には「湘南ベルマーレ」というサッカーチームのホームスタジアムがあり、市内の小学校に通っている児童が、応援メニューを考えるイベントが実施されました。
応募の中から最優秀賞1点と優秀賞2点、ベルマーレ賞1点が選ばれ、最優秀賞の作品は栄養士によって実際にレシピ化され、市内全ての小学校で給食として提供されました。
最優秀賞受賞校には、湘南ベルマーレの選手が訪れ交流する機会なども設けられ、ふれあい給食を楽しんだそうです。
平成27年度には、「湘南ベルマーレ選手プロデュース給食」として、湘南ベルマーレの選手がこだわりの給食を考案する機会もありました。
選手に考案してもらった給食を市内の小学校で提供すると共に、選手と児童のふれあい給食も実施されています。
「横浜ビー・コルセアーズ」は、プロバスケットボールチームで、平塚市にホームアリーナがあります。
チームのますますの活躍を願い、応援メニューコンテストが行われ、平成28年には審査会がありました。
選ばれた優秀作品は栄養士が給食用に献立を作成し、実際に給食として提供されています。
チームカラーをイメージしたビー・コルセアーズゼリーもつけられ、おいしく楽しく食べられたようです。
平塚市では、地域ならではの楽しい学校給食への取り組みが数多くされていますね。
平塚市では、安心・安全な給食を提供することはもちろんのこと、地産地消に積極的に取り組んでいることがわかりました。
また、実際に農業や漁業を営む人とのふれあいを通して、食について学ぶ機会が設けられているなどの取り組みもされています。
子どもたちが実際に献立を考え、選ばれると実際に食べることができる、応援給食も魅力的ですね。
おいしく楽しい給食が用意されていることがわかり、平塚市へのお引越しが、さらに楽しみになりますね。
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