こんにちは、リビングボイスの芭蕉です。
暑い夏が終わって涼しくなってくると、秋の訪れを感じますよね。
秦野市も秋を感じることができる名所があります。
秋といえば「紅葉」ですが、なぜ「紅葉狩り」と呼ばれるようになったかを知っている人は多くないかもしれません。
紅葉のきれいなスポットを訪れて楽しむことを、「紅葉狩り」と呼ぶことは知っている人も多いはず。
しかし、なぜ「紅葉狩り」と呼ばれるようになったのか聞かれると困ってしまいますよね。
「狩り」というと、動物や獣を捕まえることを想像しますよね。
イノシシや熊といった人間に害を及ぼしてしまう動物を捕獲することを「狩猟」といいますが、もともと「狩り」という言葉はそのような意味で使われていました。
それが、だんだん鳥や小動物を捕まえる意味にも使われるようになり、今でも使うように「さくらんぼ狩り」や「ぶどう狩り」といったような果物を収穫する意味でも使われるようになります。
言葉の意味は、使われていく間に当てはまる意味が広くなっていくことが多々ありますが、「紅葉狩り」もその一つです。
現代では季節を楽しむイベントとして定着している紅葉狩りですが、子ども連れも多いお花見などと比べると、比較的新しいイベントのようです。
なぜ、桜や藤といった花は親しまれたのか。それは、近くで気軽に楽しむことができたためで、平安時代からお花見は行われてきました。
しかし、紅葉は山や渓谷など遠くに行かなければ見ることができません。
また、秋は冬の到来を感じさせる季節であることから、寂しさや無常を感じて楽しむことができなかったのかもしれません。
こういった理由から、紅葉狩りは平安時代には身近なイベントとして定着していませんでした。
なぜ、紅葉は鮮やかな色に変わっていくのでしょうか?
夏から秋、秋から冬へ気温が下がるにつれて、葉っぱと枝の間に離層というものが形成されます。
離層ができることで、水や養分が葉っぱまで行き届かなくなってしまいます。
葉っぱが緑色に見えるために必要な葉緑素である「クロロフィル」が老化、分解されることで、赤や黄色に変化していくという仕組みです。
葉っぱが赤くなる理由は、光合成によって蓄積された糖分からアントシアンという色素がつくられるからです。
黄色くなる理由は、「クロロフィル」が分解されることによって、葉っぱにもともと含まれていたカロチノイドという色素が目立つようになるからです。
また、毎年紅葉狩りをしていると、きれいに色づいている年と緑のものが混ざってしまっている年があることに気付かれるかもしれません。
葉っぱがきれいに色づくためには、気温や太陽光、水分の3つの条件が必要です。
1つ目の気温が最も重要で、昼と夜の気温の差が大きければ大きいほど良いとされています。
気温の差によって紅葉が順調に進み、きれいな紅葉となります。
秦野市で紅葉といえば「震生湖」が有名ですが、1923年に起こった関東大震災の際に市木沢がせき止められたことで誕生したのが由来です。
秦野市の南側に位置する震生湖は面積13,000㎡、湖周約1,000m、水深約4m~10mの小さな湖で、徒歩20分ほどで一周することができます。
子どもの足でも周ることができる距離です。
湖にはフナや鯉、オイカワといった魚、カワセミやオナガ、サンショウクイといった野鳥が生息しています。
震生湖の紅葉の見頃は11月中旬~12月上旬で、木の種類は「イロハモミジ」となっています。
紅葉した葉っぱが揺れる木はもちろん、湖面に映る紅葉も見ものです。
逆さ富士のように、木と湖面を同時に撮ると幻想的な写真になることでしょう。
震生湖の北側には公園があり、おにぎりやお弁当を持ってピクニックもできます。
大人同士はもちろん、親子で楽しめるのも魅力の一つです。
震生湖は小田急線秦野駅から徒歩で50分かかります。
バスで「震生湖経由比奈窪行き」で12分、下車してから徒歩3分で到着します。
車の場合は、東名高速道路「秦野中井IC」から約10分ほどです。バス停近くに20台分の駐車場があります。
紅葉の季節や土日は混雑しますのでご注意ください。
秦野市の西側に位置する弘法山公園とは、浅間山、権現山、弘法山の3つの山にまたがる一帯のことをいいます。
浅間山からは富士山や箱根を見渡すことができ、浅間神社の小さな祠もあります。
権現山や山頂に権現堂があったことが名前の由来で、白山冥利権現が祀られていたといわれています。
弘法山は文字通り、弘法大師空海がこの山で修行をしたことから名前が付けられています。
弘法山公園は、神奈川県立自然公園にも指定されており、花の名所やハイキングコースとして一年中賑わっている公園です。
弘法山公園内には展望台や野鳥の水飲み場、馬車道、神社やお寺などたくさんの見どころがあります。
公園内をハイキングしようと思うと、距離にして約7.5㎞、休憩時間を除いて約2時間かかるルートになります。
小学生くらいの子どもであれば一緒にハイキングを楽しめることでしょう。
必ずしも一周しないといけないわけではないため、お気に入りのところを散策してみると楽しいかもしれません。
弘法山公園は紅葉の季節はもちろん、春には2000本以上の桜が咲くことで有名なお花見スポットになっており、満開時期は大賑わいです。
紅葉の見頃は11月中旬~12月上旬で、弘法山公園ではたくさんのイロハモミジがきれいに色づきます。
紅葉を眺めながら山道を歩き、山頂や広場で子どもと一緒にお弁当を食べるのもいいですね。
小田急線秦野駅から徒歩で35分、バスで「弘法山入口」下車後徒歩20分の場所にあります。
車の場合は、東名高速道路「秦野中井IC」から約10分で、30台分の無料駐車場があります。
暑さが和らいでくる仲秋や晩秋には紅葉を楽しむことができます。
昔は動物を捕まえることを「狩り」と言っていましたが、しだいに、小動物や果物を捕まえること、自然を楽しむことも「狩り」を意味するようになりました。
また、葉っぱがきれいに色づくためには、昼と夜の温度差、太陽光が十分に当たること、雨が少ないことなどの条件が必要だということもわかりました。
秦野市には震生湖や弘法山公園など紅葉がきれいな場所があります。
どちらも駐車場が完備されており、子どもと一緒に楽しめるスポットとなっています。
紅葉を眺めながら、子どもと紅葉の「なぜ」を語り合い、山頂や広場で親子の思い出づくり。
食欲の秋、スポーツの秋と楽しみの多い季節です。
子どもと一緒に、秦野市に紅葉狩りへ出かけてみてはいかがですか?
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