こんにちは、リビングボイスの佐藤です。
東日本大震災からはや5年が経ちましたが、首都圏直下型地震や東海・東南海・南海の連動地震といった大規模地震の発生は近い将来必ず起こると言われています。
海の近い湘南地区では、地震による津波の被害も予測され、各自治体はそれぞれに防災対策をしています。
中でも今回は茅ヶ崎市の地震への取組みをご紹介します。
茅ヶ崎市の地震による被害予測
神奈川県が発表した地震被害想定調査によりますと、関東大震災クラスの地震が起きた場合、茅ヶ崎市は最大震度7が想定され、最大津波予測は茅ヶ崎海岸で高さ5.8mの波が6分で到達すると想定されています。
以上の調査結果や東日本大震災を踏まえて茅ヶ崎市は平成27年に新たな防災計画を策定し、「災害に強いまちづくり」を進めています。
災害に強い茅ヶ崎を目指して
茅ヶ崎市は地震による災害の被害を最小限におさえるため、道路の整備や河川の改修、下水道の整備や消防力の強化(人員の配置や資機材の充実など)を推進しています。
また、並行して防災組織の整備や防災知識の普及、防災訓練の実施や防災施設の整備といった活動も行っています。
防災拠点の設定
市では公立小学校19校、公立中学校13校を災害対策地区防災拠点としており、そのうち中学校は医療救護所も兼ねた防災拠点になっています。
地区防災拠点では、避難場所だけではなく水・食料・救援物資などの配布や情報の提供、安否確認なども行えます。
防災拠点とは別に、災害によって大規模な火災などが発生した時、煙や熱から身を守ることが出来る場所として設定されているのが「広域避難場所」です。
茅ヶ崎市では「スリーハンドレッドクラブゴルフ場」や「湘南カントリークラブゴルフ場」「茅ヶ崎公園」「茅ヶ崎市総合体育館」など、計8カ所を広域避難場所に指定しています。
また、大規模地震発生の際に心配される津波から身を守るため、「津波一時退避場所」が決められています。
市内の3階以上あるマンション、オフィスビル等の建物、約160ヶ所が退避場所に登録されています。
防災アプリ配信中
茅ヶ崎市では東京大学や企業と協力して防災アプリ「天サイ!まなぶくん 茅ヶ崎版」を配信しています。
iOS、Android対応タブレット端末・スマートフォンで利用でき、端末のカメラ機能を介して表示される画像に、茅ヶ崎市の防災情報を重ね合わせて表示することができます。
例えば、津波が来た場合浸水する深さを現在地の画像と重ね合わせて表示する事が出来ます。
災害をリアルに感じる事ができるアプリとなっており、家族でご覧になれば自然と防災について話し合う事ができ、実際の災害時にもきっと役立つ事でしょう。
このアプリでは他にも「津波ハザードマップ」や「津波一時退避場所」といった防災情報もチェックできます。
おわりに
茅ヶ崎市で行われている防災に対する取り組み、おわかりいただけたでしょうか。
しかし自治体の防災対策に頼るだけでなく、大切なのは一人一人が防災意識を持つことです。
せっかく防災を意識されたのですから、この機会に非常持ち出し袋の準備をしたり、家族で近所の津波一時待避所や避難場所を確認し合ってみてはいかがでしょうか。
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