子どもができて、いまの賃貸マンションでは手狭になり、将来のことも考えてマイホームの購入を考えている子育てファミリーもいらっしゃることでしょう。
いざマイホームを建てようと、土地探しを始めようとした時に、いったい何坪が理想なのか?
中々すぐに、答えはでないと思います。
そこで、今回は一戸建てのマイホームを建てるために、何坪の土地が必要なのかについてご紹介したいと思います。
一戸建てに必要な土地の目やすは30坪台
住宅金融支援機構が2016年に行った調査によると、住宅取得者の土地の平均は約35坪という結果が出ています。
約35坪での住宅だと、2階建ての4LDKがイメージされます。
ちなみに部屋の間取りでいうと、1階がリビングダイニングとキッチン・客間(和室)・トイレ・洗面所・浴室。
2階は、夫婦の寝室に子ども部屋が二つあり、他にトイレなどになるかと思います。
子育てファミリーに適した間取りという点からすると、この坪数での一戸建てが多いというのも納得できます。
他に、土地の坪数の目安としては、駐車場が確保できるかがあげられます。
子どもの送り迎えなど、日常的な車の利用を考えると、敷地の中に駐車場は必須ですね。
建ぺい率や容積率などを考慮してみると、約30坪で間口10m・建ぺい率60%の敷地で、30坪程度の2階建て住宅と駐車場1台分が確保できそうです。
将来的に子どもの独立などを考えると、無駄に広くなく暮らしの動線がすっきりして、必要な生活空間のある住まいが理想的です。
子育てファミリーにとっては最適ではないでしょうか。
そうしてみると、30坪台の広さの土地にたてるマイホームが、目安になりそうですね。
少し異なった見方で、税金面から最適な広さをみてみると…
固定資産税では住宅用地としては200m²(60.5坪)以下ならば、固定資産税が6分の1に軽減されます。
建物では延べ床面積が50m²から280m²(84.7坪)であれば、固定資産税が半分になります。
ただこうしてみると、かなり減税対象の幅が広く、税金面ではあまり心配する必要はなさそうですね。
ただ夢のマイホーム、もっと部屋数を多くしてゆったりと暮らしたいとなると、地価が安くて広い敷地を求める必要があります。
注意したいのは、敷地が広く住宅が大きくなればなるほど、固定資産税・冷暖房の空調や照明などの設備維持に、費用や労力がかかってしまうということです。
狭い土地に建てる家づくりの工夫
テレビなどで、都心の真ん中に建つ15坪の1戸建てなどが紹介されることがあります。
子どもの教育や生活環境などで立地が決まったり、費用の面で敷地の広さが決まったりするのでしょう。
今度は逆に、希望通りの広さの土地が見つからなかった場合に、どうしたらよいか考えてみましょう。
敷地の広さの他にも、建ぺい率や容積率などで延べ床面積に制限がかかってきます。
坪数の少ない家は工夫が必要で、暮らしにくさを感じさせない造りが重要になってきます。
そのための基本は、やはり無駄なスペースを造らず、限られた広さの中に居住スペースを確保する事です。
備え付けの収納スペースをできるだけおさえて、壁面、床下、階段、屋根裏などに無駄な空間をつくらない。
2部屋を間仕切りや引き戸などを使って繋げることで、デッドスペースである廊下を省くことができます。
また大きめの窓や吹き抜けなどを取り入れることで、家の中を明るくして、部屋を広く見せたりするなど、さまざまな工夫ができますね。
まとめ
今回ご紹介した土地の広さは、一つの目安としてみておいてください。
実際には敷地の形状や、建ぺい率・容積率に接道状況などさまざまな条件で、建てられるので家の大きさも違ってきます。
これから、長く住み続けるマイホームです。
何坪の土地が必要か、自分たち家族の生活スタイルに合った広さや、暮らしやすい間取などをベースに考えてみてください。
株式会社リビングボイスでは、土地探しから、新築中古一戸建てまで幅広く物件 を扱っております。
夢のマイホームをお考えの際は、ぜひお気軽にお問合せ下さい。
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