こんにちは、リビングボイスの石塚です。
神奈川県小田原市にある「生命の星・地球博物館」は、約46億年前に誕生した地球の歴史や生命の進化や多様性などをわかりやすく展示した博物館です。
生命の星・地球博物館の設置されている小田原市は神奈川県西部にある施行時特例市で、江戸時代には小田原藩の城下町として大いに栄えたエリア。
小田原市の面積は114.06k㎡で神奈川県内の約4.7%の広さを占めており、イメージ以上に市域が広いのが特徴です。
小田原市の後ろには箱根連山や大磯丘陵などの大きな山があり、南側は相模湾に臨んでいるため気候は一年をとおして温暖となります。
夏涼しく冬は暖かい気候から、小田原市は古くから保養地として愛されてきました。
このページでは、風光明媚で温暖な気候に恵まれた小田原市にあり、親子そろって勉強できる「生命の星・地球博物館」の楽しみ方をご紹介します。
今はコロナウイルスによる自粛期間となっており、営業も8月まで自粛されていますが、コロナが落ち着いたら行きたいスポットとしてチェックしてみてはいかがでしょうか?
<館内の見どころや展示品など>
生命の星・地球博物館は3階建てで、館内には展示物やミュージアムショップ、レストラン、ミュージックシアターがあり、目的に応じてさまざまな施設を見学、利用できます。
生命の星・地球博物館(1階)に足を踏みいれると、いきなり復元された巨大恐竜(チンタオサウルス)の化石がお出迎え。
エントランスホールを抜けると1階の「地球を考えるゾーン」へと突入。
このゾーンでは地球誕生をテーマに、地球に落ちてきたさまざまな隕石、たとえばアメリカテキサス州エクターで発見されたオデッサ隕石や、オーストラリアで発見されたマンドラビラ隕石などの、実物標本が展示されています。
「生命を考える」ゾーンへ移動すると、いよいよ子どもたちの大好きな恐竜の復元された化石が一気に現れます。
海の中で生まれた最初の生命が、陸上に進出し進化した歴史、海に展開していた魚類の世界、そして恐竜の時代、さらに恐竜から哺乳類へと進化していく時間の流れがわかりやすくビジュアルや復元化石で解説されているのが特徴。
お子さんにもわかりやすく、大人でも楽しめる展示になっています。
地球全体だけではなく、神奈川県がどのように生まれたのか、神奈川県内で実際に生きていた恐竜、縄文時代へと続く歴史なども詳しく展示。
地元の変遷が展示物をまじえて解説されているので、目で見てわかりやすく自然に歴史の流れがわかります。
<レストランや喫茶店>
館内はお子さんがグルっとめぐるだけでも、それなりに時間がかかります。
熱心に見て回るお子さんの場合、気がつくと「お腹がすいた」と空腹感を覚えることもあるようです。
館内には「レストラン・フォーレ(3階)」と「ともしびショップ喫茶・あーす(1階)」の2店舗が営業しており、レストラン・フォーレは「小田原の山を望みながら食事ができる・アジフライが美味しい」と好評。
持参したお弁当を食べることもできますが、1階正面の芝生広場と3階ラウンジ(2ヶ所)、3階テラスのみ可能で、それ以外の場所でお弁当を食べることはできません。
<生命の星・地球博物館へのアクセス>
箱根登山線・入生田駅から徒歩3分の好立地で、電車でのアクセスが便利です。
車の場合、西湘バイパス・小田原厚木道路から箱根口ICでおり、国道1号線で約600m、また箱根新道で箱根方面から山崎ICでおり、国道1号線で700m。
駐車場は、入場9時~16時で駐車場は無料です。
中学生以下の方の観覧料も無料となっています(大人の観覧料は520円)。
<常設展~46億年の地球の歴史を知る>
博物館ではテーマ別に化石や隕石、写真などの展示物が見られる「常設展」と、期間限定の展示会「企画展」の2つの展示スペースがあります。
一番力を入れているのは常設展で、この常設展は…
・地球を考える
・生命を考える
・神奈川県の自然を考える
・自然との共生を考える
4つのテーマに分かれて化石や隕石、写真、地球儀などが展示されています。
「地球を考える」では隕石のほかにも、紫水晶、砂漠のバラ・重晶石、レインボーアンモナイト、ストロマトライト(石灰岩)などの珍しい岩石や化石が多数展示され、とくに紫水晶は透明度もあり美しく天然石好きは必見のエリアとなっています。
「生命を考える」では、多数の恐竜やアンモナイトの化石が展示されています。
博物館の展示物は模造品ではなく実物標本なので、紫外線から標本を守るため館内では特殊なライトを使用しています。
そのため館内はやや暗く、小さなお子さんや高齢の方は足元に注意してください。
「神奈川県の自然を考える」と「自然との共生を考える」は3階になるため1階から移動が必要です。
神奈川県の自然を考えるコーナーでは、丹沢がもともと海中にあり、隆起して本州へ衝突した経過などが詳しく説明されており興味を惹かれます。
<期間限定の企画展を楽しむ>
常設展以外にも、期間限定の企画展が開催されています。
ゴンドワナ大陸やアオバトの不思議、箱根ジオパーク展、南硫黄島展、石展、地球の地層展など、ほかの博物館ではなかなか見られない特別企画展も人気です。
限られた期間しか展示物が見られないので、興味のある企画展はできるだけ早めにチェックしておくのがおすすめですよ。
<大人もハマるSEISAミュージアムシアター>
展示物の知識をさらに深めてもらうためのミュージックシアタールームも完備されており、200インチの大型スクリーンに映画や、インタラクティブ・クイズ映像が放映されています。
インタラクティブ・クイズ映像はただ映像が流れるだけではなく、ボタンで正解を選んだり見たいクイズ番組を選ぶこともでき、お子さんだけではなく大人もついついハマってしまいます。
<生命の星・地球博物館は研究も手掛ける>
生命の星・地球博物館は常時展示物をチェックし、メンテナンスや入れ替えを行うだけではなく、独自に研究も実施しています。
研究報告は、HP上で最新のものから時系列で公開されており、最近では「神奈川県に生息する狸の体長と疥癬との関係」や「川崎市立日本民家園の調査で見つかったハチ目昆虫」「名古屋市博物館所蔵に描かれたハチについて」など、さまざまな研究結果を網羅できます。
研究結果はHP上で公開するだけではなく、出版物として発行する事業も進めています。
本はミュージアムショップや通信販売で購入でき、内容をミュージアムライブラリでチェックすることも可能なので、興味のある方はぜひご覧ください。
<ミュージアムショップで購入できる刊行物>
生命の星・地球博物館が発行した本はミュージアムショップでも購入可能です。
「字が細かくてわかりにくい研究論文の本ばかりでは?」と思うかもしれませんが、ほとんどの本は図解が多く小学生や中学生でもわかりやすい文章で書かれているので、子どもでも十読むことができます。
博物館の展示物を詳しく説明したブックレットも販売しているので、館内の展示物が気になった方はブックレットも購入しておくと「あの時見た化石は、トリケラトプスの歯だったのか」など、後で思い出して参考にできるのでおすすめです。
お子さんが展示物を気に入るようでしたら、購入しておくと良い記念になりますし、地球やその歴史についての理解も深まりますよ。
<一般利用者向けの広報誌の発行>
博物館では専門的な研究だけではなく、一般利用者を対象にした広報誌も随時公開しています。
博物館ミュージアムライブラリに印刷物が展示されていますが、博物館HPでも広報誌をチェック可能です。
興味のある方はぜひご覧ください。
生命の星・地球博物館は最寄り駅から徒歩3分と駅に近く、館内には身障者用トイレや点字表示、盲導犬・聴導犬・介助犬の同伴可、白杖・杖や車いすの持ち込み可など身障者や高齢の方にも立ち寄りやすい施設です。
救護室も設置されており、万一体調が悪くなったときや、お子さんがケガをしてもすぐに対応してもらえる安心感がありますね。
子どもに大人気の生命の星・地球博物館ですが、新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年8月31日まで休館しています。
現在は、ウェブで楽しむ地球博をネット上で掲示中ですので、ぜひお子さんとPCやスマホで楽しんでください。
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