こんにちは、リビングボイスの村田です。
自然のなかで土をさわったり川で遊んだり、昆虫採集をするなどの「自然体験」は、お子さんにとってさまざまなメリットがあります。
自然のなかで遊ぶことで「ゴミを捨ててはいけない/自然を大事にしよう」といった環境意識が育まれ、友達や生き物と触れ合うことで道徳心や社会性、協調性、自主性、命の大切さを無意識のうちに学べるのです。
心だけではなく、山や野原、川など自然のなかで遊ぶことで体力がつき発育が促され、運動することが好きになるプラス面も期待できます。
また、自然体験は他にも「学習意欲や物事に対する関心を高める/マナーや礼儀を知る」など子どもにとってさまざまなメリットがあるため、積極的に自然と触れあえるような機会をもうけてあげると、子どもによい影響がありそうです。
今回は神奈川県小田原市にある、自然と触れあえる公園や博物館をご紹介しています。
<おだわら諏訪の原公園>
おだわら諏訪の原公園は、神奈川県小田原市久野(小田原市北西部)にある県立公園で15.1ha(東京ドーム約5個分)の広さがあります。
駐車場料金や入園料金は無料、年中無休で終日解放されており、多くの方が気軽に立ちよれる人気スポットです。
公園内には施設があり、その詳細は以下のとおりです。
1・パークセンター…公園全体のインフォメーションセンターの役割を負い、内部には多目的トイレや授乳スペース、クラフトコーナーなどがある
2・多目的広場…広々とした芝生の大広場、周囲には約60本のヤマザクラがあり、散歩やレクリエーション、ピクニックなど多目的に使用可
3・大型遊具(光と風の体験遊具)…子ども向けの大型遊具コーナー、風でラッパを鳴らす遊具など五感を刺激する体験が可能
4・展望広場…小田原市街地や相模湾、園内のヤマザクラなどが眺められる
5・ローラー滑り台…県立公園では最長の全長169メートルローラー滑り台
6・ふるさと果樹園…神奈川県の特産品・みかんの果樹園
7・ふるさと農園…ジャガイモ、サツマイモ、大根などさまざまな農産物を栽培
8・陽だまりの丘…日当たりが良く、なだらかな丘
<辻村植物公園>
諏訪
公園面積は約4.7haとこちらも広く、約560本もの梅の木が園内に植えられ春先には美しい梅の花が満開になります。
辻村植物公園には「太陽の丘/ピクニック広場/梅園/四季の丘/こもれびの道」など緑豊かな自然があふれ、お子さんと昆虫採集や植物観察をするのに最適です。
太陽の丘には地中海沿岸域原産のホソイトスギ、オーストラリア原産のユーカリが植樹され、日本の森林とは違う異国情緒があります。
辻村植物公園の隣には多数の大型遊具はもちろん、子ども列車が運行し、芝ソリすべりや大橋渡りができる「わんぱくらんど」もあり大人気スポットとなっています。
ただし「わんぱくらんど」と辻村植物公園は駐車場が必要なうえに、令和2年6月2日(火)から当面の間は駐車場の入場が予約制になっていますので注意してください。
<神奈川県立生命の星・地球博物館の概要>
つづいては、「神奈川県立生命の星・地球博物館」についてご紹介します。
神奈川県立生命の星・地球博物館は神奈川県小田原市入生田にあり、箱根登山鉄道 ・入生田(いりうだ)駅から徒歩3分の好立地です。
こちらは以前もご紹介しましたが、館内には常設展示場のほかに特別展や企画展、ミニ企画展などが開催されており、遊びにいくごとに新しい発見がありますね。
施設は地下1階~3階まであり、地下1階には駐車場やトイレが、1階には常設展示室(地球、生命)、特別/企画展示室、ミュージアムショップやカフェがあります。
2階は企画展示コーナーやミュージアムライブラリが、3階には常設展示室(神奈川、共生)、実習実験室、レストランやラウンジが設置されています。
施設のメインは1階と3階の展示場になりますが、ショップやレストラン、カフェ、ラウンジなど憩いのコーナーもあり、ゆったりくつろぐこともできます。
<常設展示場に展示されているものとは?>
常設展示場には1階の「生命の星・地球」と3階の「神奈川の自然、自然との共生」の2種類があります。
1階は地球誕生から約46億年にもわたる長い歴史を、地球環境の変化や生物の進化などに着目して実物標本や画像をつかってわかりやすく展示しています。
3階は神奈川県が火山活動などよってどのように形成されたのか、どのような生き物がいたのかなど、過去にフォーカスした実物標本や写真、画像で案内しています。
恐竜や自然環境、地球の歴史にあまり親しんでこなかった子どもも、大迫力の実物標本や隕石などを目の前にすると「すごい!」と圧倒されるようです。
<過去の企画展など>
神奈川県立生命の星・地球博物館では、過去にさまざまな企画展が開催されていました。
・6億年前に南半球に存在したゴンドワナ大陸展
・個体数が激減した日本産ゲンゴロウ、ミズスマシなど水生生物の展示会
・地層から地震や火山の噴火、津波など過去の「大地の記憶」を読みとく展示会
・日本最後の秘境・南硫黄島の自然や生き物を紹介する展示会
上記以外にも多くの展示会が開催されていました。
さらには展示物を見学するだけではなく、実際に山の中を歩く「ジオパーク展」も実施されています。
箱根ジオパーク展は、南足柄市にある関本丘陵を歩きながら、箱根火山の火砕流堆積物を観察する企画です。
身近な自然のなかに火山やプレート活動の痕跡があり、それを実際に自分の目で見て探す、理解することは子どもの理解力や状況分析力、好奇心を刺激し学習意欲を高めることにつながるのではないでしょうか。
神奈川県立生命の星・地球博物館は新型コロナウイルス流行のため2020年6月30日まで休館しています。
7月1日から再開の予定ですが、休館日や入場制限、開館時間などは事前にご確認ください。
※神奈川県立生命の星・地球博物館について、詳しく知りたい方はこちら|アフターコロナにいきたい小田原市にある「生命の星・地球博物館」の楽しみ方!
<昆虫館の概要とは?>
おもに小田原市や箱根に棲息する昆虫の標本を集めた「はこね・おだわら昆虫館」はJR小田原駅から箱根方面行きのバス(箱根登山バス、伊豆箱根バス)に乗車し、諸白小路(もろはっこうじ)バス停下車、天神社(天満宮)の近くにある施設です。
施設といっても建物自体はかなり小さく、神奈川県立生命の星・地球博物館のような大規模博物館とはイメージがかなり違います。
館長の自宅の一部を博物館としてリフォームした施設なので、一度に大勢の方が押し掛けるのは難しいようです。
2013年7月にいったん休館しましたが、現在は土日のみ再開。
館長が博物館にいないときは休館となりますので、訪問される際は事前に予約確認をお願いします。
<どんな昆虫が展示されているの?>
館内にはクワガタやチョウ、トンボなど約800種類の昆虫標本が展示され、所蔵標本は約20,000点という膨大な量。
なかにはヒメハルゼミやヒラタクワガタなど珍しい昆虫標本もあります。
小田原や箱根だけではなく世界の昆虫標本も多数収集・所蔵されており、さらに壁にある標本に実際に手を触れることもできます。
昆虫が大好きな子どもは大量の標本にワクワクするようですし、昆虫にあまり興味のない子どもも珍しい昆虫を前にすると好奇心が刺激されるようです。
名前のわからない昆虫や植物の名前も教えてくれるので、夏休みの自由研究のためにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
今回は、神奈川県小田原市にある、自然と触れあえる公園や博物館についてまとめました。
都会の中にいると豊かな自然や生き物と関わる機会が少なく、子どもの遊びは携帯ゲームやインターネットの動画など、インドアになりがちです。
自宅にいる時間が長いと体を動かすのが億劫になり、だらしない生活になる可能性も。
休校期間が長かった分、お子さんにもかなりストレスがたまっているかもしれません。
時期をみながら、自然と触れあえる公園や博物館に出かけてみてはいかがでしょうか?
ただ新型コロナウイルス流行のため、お出かけの際には事前に開館時間・休館日の確認をお願いします。
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