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こんにちは、リビングボイスの石塚です。
穏やかな日差しに包まれて、春の訪れを感じる今日この頃。
休日のお出かけを計画されているファミリーも多いのではないでしょうか?
コロナ禍で、あまり遠出できない期間が続いていますが、近隣にもまだ知らないお出かけスポットがあるかもしれません。
今回は、神奈川県秦野市周辺にお住まいの方や秦野市への転居をお考えの方に向けての「桜土手古墳公園」特集です!
悠久のロマンを感じる古墳について解説するとともに、「桜土手古墳公園」内にある「桜土手古墳群」の特徴や「はだの歴史博物館」の情報をお届けします。
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弊社へのお問い合わせはこちら神奈川県秦野市「桜土手古墳公園」①そもそも「古墳」とはどんなもの?
今回紹介するのは秦野市にある「桜土手古墳公園」ですが、その詳細をお伝えする前に、そもそも古墳とはどんなものなのかおさらいしておきましょう。
古墳とは、3世紀中頃~7世紀にかけて築かれた高く土を盛ってできた墓を指し、とくに有名な古墳としては日本最大の前方後円墳「大仙陵古墳」などがあります。
日本の古墳の基本的な形としては、前方後円墳をはじめ円墳・方墳・前方後方墳などがあり、双円墳・双方墳など山が2つあるタイプの古墳も見られるのが特徴。
また古墳に用いられる埋葬施設には、竪穴系のものと横穴系のものがあります。
おもな形状は以下のとおり。
竪穴系古墳
竪穴系の古墳は築造された墳丘の上から穴を掘り込み、その底に棺を据え付けて埋め戻したもの。
竪穴系の構造上、追葬はできず埋葬施設内に人が活動するような空間がないのが特徴となっており、竪穴系としては竪穴式石槨・粘土槨・箱式石棺・木棺直葬などがあります
竪穴式石槨は墓坑の底に棺を設置した後、周囲に石材を積み上げて壁とし、その上から天井石を載せたもの。
粘土槨は墓坑の底の木棺を粘土で何重にもくるんだもので、竪穴式石槨の簡略版とされています。
箱式石棺は板状の石材で遺骸のまわりを箱状に囲んだもので、縄文時代以来の埋葬方法とされています。
木棺直葬は墓坑に木棺を置いただけのもので、弥生時代以来の埋葬方法です。
横穴系古墳
横穴系の古墳は地上面などに構築され、その上に墳丘が造られたもので横穴式石室や横口式石槨などがあります。
横穴式石室は通路と埋葬の空間をもつもので、埋葬後に設置された閉塞石や扉石などを開けることで追葬することが可能でした。
横口式石槨は本来石室内に置かれていた石棺が単体で埋葬施設となったもので、古墳時代の終末期に多く見られます。
簡単にいうと古墳とは、いにしえの人のお墓というわけですね。
はるか悠久のときを経て現代に遺された古墳は、そこはかとないロマンを感じさせるもの。
各地に点在している古墳は日本の歴史を学ぶうえでも、ぜひ訪れたいスポットといえそうです。
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神奈川県秦野市「桜土手古墳公園」②「桜土手古墳群」の特徴
秦野市「桜土手古墳公園」は「桜土手古墳群」を中心に整備され、公開されている公園です
「桜土手古墳群」は横穴式石室をもつ古墳のひとつで、二度にわたる採掘調査の結果、全部で35基の古墳が確認されています。
1基の古墳から数体の人骨が発見されたものは家族墓として使われていたと推測され、いっしょに出土した装身具や武器、土器などや古墳の形態から「桜土手古墳群」は7世紀から8世紀に作られた古墳群であると考えられています。
「桜土手古墳群」はすべて円墳で構成され、古墳群としては県内最大規模といわれているもの。
そもそも「桜土手古墳群」があるあたりは、塚原や浄泉塚という地名で呼ばれていて、古くから古墳が存在することは知られていたようですが、江戸時代に編集された「新編相模国風土記稿」には紹介されませんでした。
その後、昭和44年に「秦野市埋蔵文化財遺跡地名表」に「桜土手古墳群」の名称で"水無川南岸の平地の広い範囲に立地し、数十基の古墳が群生する"と紹介されています。
そして昭和49年から52年の第一次発掘調査で19基の古墳を調査。
この古墳群は、東国の古墳時代後期の群集墳の姿をもっとも良好に表すものとされています。
また昭和61年に行われた第二次発掘調査では、さらに4基の古墳を調査。
上記2回の調査で発掘されずに残った古墳12基は秦野市指定史跡として「桜土手古墳公園」内に6基、日産車体内に5基、島津製作所内に1基が保存されています。
「桜土手古墳公園」内で見学できる、「桜土手古墳群」で最大規模の1号墳(径28m、・高さ5.6m・周溝5m)の復元古墳は二段築成という供え餅のような形で、葺石で覆われたもの。
一般的な円墳とは異なり、墳丘のなかを石垣状の石組みが一巡しているのが特徴となっています。
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神奈川秦野市「桜土手古墳公園」③「はだの歴史博物館」について
秦野市の「桜土手古墳公園」内にある「はだの歴史博物館」では、歴史を身近に感じられる古墳にまつわる出土品や模型、写真などが見学できます。
秦野市の歴史を学ぶには絶好のスポットなので、お子さまと楽しくまわってみるのもおすすめですよ!
「はだの歴史博物館」の展示の特徴としては、保存古墳・復元古墳の野外展示、出土遺物や模型、映像展示からなる屋内展示が一体となっている点が挙げられます。
展示室では実物資料と模型、また映像を用いて発掘調査によって明らかになった「桜土手古墳群」を視覚的に学ぶことができます。
前述のとおり、保存されている12基の古墳のうち6基が「桜土手古墳公園」内にあり、なかでも忠実に復原された「桜土手古墳群」最大とされる1号墳の復原古墳は大きな見どころの1つ。
さらにミュージアムプロムナードでは、秦野市内各地で見つかった原始・古代の考古学資料を常設展示するほか、以下のようなさまざまな企画展・特別展などが開催されています。
ミュージアムさくら塾
「はだの歴史博物館」が自信をもっておすすめする専門家が、考古学・歴史・民族など毎回異なるテーマでお話しする企画。
第1回『稲荷木遺跡にみる縄文時代中・後期集落』
※令和2年12月に開催済み
縄文時代の大集落であることがわかってきた秦野市古川にある稲荷木遺跡。
この回では稲荷木遺跡の縄文時代中期と後期の集落の特徴を紹介し、さらに周辺地域の遺跡との比較検討を行いました。
第2回『秦野の仏像』
※令和3年2月に開催済み
平安時代に造られた像や中世に造られた像も少なくない秦野市。
この回では、市内に所存する仏像の特徴について解説しました。
第3回『震生湖の地層』
※令和3年3月20日に開催予定
令和2年11月に、国登録記念物として答申が行われた震生湖。
この回では関東大震災の地すべりによって誕生した震生湖の地層に着目して解説します。
ミュージアム青空レクチャー
秦野市指定文化財である源実朝公御首塚をはじめ中世の遺跡や伝承が多く残された市内東地区の東西田原など、現地を実際に見学する企画を開催。
ミュージアムフロアレクチャー
展示室内の作品を見ながら館長がわかりやすく解説してくれる企画では、展示物の歴史的背景などを、楽しみながらしっかり学べます。
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まとめ
日本各地にある古墳の基本情報と、神奈川県秦野市にある「桜土手古墳公園」の情報はいかがでしたか?
休日レジャーを楽しみながら歴史を学べるお出かけスポットは、小さなお子さまのいるファミリーにおすすめ度大!
春を感じるお出かけ日和の休日に、ぜひ家族揃って訪れてみてはいかがでしょうか?
秦野市にお住まいの方なら身近な歴史に触れることで、地元愛がさらにますこと請け合いですよ。
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