建売住宅とは、すでに完成した住宅と土地がセットで販売されているものです。
購入前に住宅の内部まで見学できることから、マイホーム選びに失敗しにくいという魅力があります。
建売住宅を購入する際は、住宅のデザインや間取り、価格だけでなく「住環境」「性能」「契約条件」の3つをチェックしておくことも重要です。
そこで今回は、マイホームの購入を検討している方に向けて、建売住宅の住環境・性能・契約条件のチェックポイントをご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら建売住宅購入時のチェックポイント①住環境
建売住宅を購入するときに、建物の内容ばかり注目して決めていませんか。
実際住んでみて建物に不満が出てきた場合はリフォームなどで改善できますが、住環境を改善することは困難です。
建売住宅を購入する前に、住環境もチェックすることをおすすめします。
ここでは、住環境における具体的なチェックポイントをご紹介します。
住環境のチェックポイント：用途地域
建売住宅を購入する際には、住環境の用途地域を確認するようにしましょう。
用途地域とは、自治体の「都市計画法」によって定められた地区の名称です。
用途地域で指定された土地は、どのくらいの大きさで、どのような種類の物件を建築するかを制限されています。
用途地域は13種類に分類されており、それぞれの用途地域によって建築可能な物件が細かく決められています。
用途地域を確認せずに建売住宅を購入すると、住んでから後悔するケースがあるため注意が必要です。
たとえば、閑静な土地を探して建売住宅を購入したものの、すぐ近くにパチンコ店が建築されて周辺環境が大きく変化するケースがあります。
用途地域は住環境を左右する重要なチェックポイントのため、購入前の確認をおすすめします。
住環境のチェックポイント：接道状況
建売住宅を購入するときに、見落としがちなチェックポイントが接道状況です。
接道とは、土地が接している道路の幅のことをさし、物件の敷地は、幅員4m以上の道路に2m以上接することが法律によって義務付けられています。
この接道義務を満たしていなければ、建物の建て替えや増改築ができません。
また、接道状況が悪いと救急車や消防車など、災害時に必要な車の出入りがスムーズにいかなくなるのです。
マイカーの出入りも考慮して、敷地をチェックすると同時に、接道状況も確認しておく必要があります。
通勤や子どもの通学時、日用品の買い物をすることも考え、歩道のガードレールの有無や道路の幅なども注目しておくことをおすすめします。
住環境のチェックポイント：日当たり
建売住宅は購入前に間取りや設備などを確認しますが、日当たりも重要なチェックポイントのひとつです。
日当たりの良し悪しによって建物内の湿度やカビの発生、部屋の明るさや開放感が大きく影響されます。
建売住宅の見学は予約制が一般的で、時間帯も指定されるため、1度の見学では日当たりについてきちんと確認できないかもしれません。
電気を消したときの部屋の雰囲気や、朝や日中の日当たりを確認したうえで購入を決めましょう。
建売住宅購入時のチェックポイント②住宅の性能
すでに完成されている状態で販売されている建売住宅を購入するときは、どうしても目に見える設備やデザインに目が行きがちですが、性能もきちんと確認しておくべきでしょう。
性能に優れた建売住宅であれば、憧れのマイホームで快適な暮らしを送ることができます。
建売住宅購入時のチェックポイント③契約条件
建売住宅を購入するときは売買契約書の契約条件も必ず確認するようにしましょう。
ここでは、購入を後悔しないための契約条件のチェックポイントについてご紹介します。
契約条件のチェックポイント：売買契約書の特約条項
不動産を契約する際の売買契約書には、売買価格や引き渡し日などの取引内容が記載されます。
また、契約解除や違約金などの重要事項も多く含まれています。
とくに特約条項は必ず確認するようにしましょう。
特約条項の内容は、実測売買や埋没物に関するものなどさまざまです。
なかには買い手にとって不利になることが記載されていることもあるので注意が必要です。
契約条件のチェックポイント：住宅ローン特約
また、手付金による解除の内容や住宅ローン特約も確認しておきましょう。
たとえば、住宅ローン特約は行使できる日付に制限があります。
住宅ローンを借りられなかったため、仕方なく契約解除を申し出た場合でも、その日付を過ぎていたら契約解除ができません。
そのため、事前に金融機関に融資が決定される日付を確認したうえで、住宅ローン特約の日付を決める必要があります。
建売住宅を購入した後に売り手とトラブルになった際には売買契約書の内容に大きく影響するため、必ず一つひとつ目をとおしてから契約しましょう。
まとめ
建売住宅を購入するときは、間取りやデザインに目がいきがちですが、住環境や性能、契約条件も重要なチェックポイントです。
長く住む場所として適した立地か、快適に過ごせる住宅性能か、契約条件に問題はないかなど、しっかり確認したうえで購入を決めましょう。
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