夏休みに入り、お子さんがご家庭で過ごす時間が増えていますね。
元気いっぱいのお子さんは、室内だけでは体力を持て余し、時にはベランダに出て遊ぶこともあるでしょう。
そんな時、気を付けたいのがマンションベランダからの転落事故です。
ベランダに置いた踏み台や荷物を足掛かりに、ベランダの手摺を超えて転落するケースが複数報道されています。
今回は、子育てファミリーが夏休みに気を付けたい、ベランダからの転落防止対策をご紹介します。
子どもの転落事故が相次ぐ原因は?
今まで報道されてきた転落事故の内容を見てみると、3~4歳児の転落が多いようです。
このくらいの年齢のお子さんは、何事にも好奇心旺盛なうえ、実際に行動に移すことができる年齢でもあります。
そのため、子どもはけして一人にせず、少しの時間でも目を離さないようにすることが必要でしょう。
また、子どもが室内にいる時は、窓が開かないよう常に窓の鍵をかけておく事が大切です。
高所平気症の子供が増えている
近年マンションで子育てする世帯が増えていることから、高い場所が怖くない「高所平気症」の子どもが増えているという報告があります。
マンション高層階で暮らし、地面を目にする機会が少ない子どもは高所が危険という感覚が育ちにくいそうです。
高所平気症の子どもがベランダの手すりから身を乗り出し、バランスを崩して転落するという事故も起きています。
「高所平気症」の子どもにしないためには、小さいうちから意識的に公園のジャングルジムや滑り台で遊ばせ、地面からの高さを感じさせることが効果的とのことです。
マンション高層部に住む場合、注意すべきことは?
マンションには、建築基準法によると、「2階以上にあるバルコニーには1.1m以上の手すり壁、柵または金網を設けなければならない」と定められています。
多くの高層マンションでは、さらに安全性を高めるために1.2~1.3mの高さの手すりを設置している物件が多くなっています。
これ以上高くなると眺望が手すりによって遮られるため、販売側も高さの設定は難しいところでしょう。
しかし材質や強度などの指定は特になく、マンション販売業者がそれぞれで安全基準を設けているのが現状です。
そのため、マンションを購入する際は手すりを揺らして強度を確認するなど、自らがしっかり安全性を確認しておく必要があるでしょう。
意外な物が踏み台に
近年流行している「ベランダグランピング」。
ベランダにテーブルセットを置いてお茶や食事を楽しみ、自宅で気軽にアウトドを楽しむ新しいライフスタイルです。
しかし、このブームも事故増加の一因となっています。
ベランダグランピングで使うテーブルや椅子が足掛かりとなり、手すりによじ登ることが容易となるからです。
そのため、ベランダには小さな子どもが手すりを超えるための足掛かりとなるようなものは置かない事が重要です。
踏み台や荷物のほかに、ベランダガーデニングに使う植木鉢を置く台やラティスなども足掛かりとなりえます。
また、エアコンの室外機を足掛かりにするケースも。
これらベランダの足掛かりとなるものは撤去するか、エアコンの室外機のように撤去できない物は手すりから一定の距離を置き、固定させて子どもが動かせないようにするなど転落防止の対策が必要でしょう。
まとめ
落下事故だけでなく、子どもがおもちゃなどを下に落として通行人に怪我をさせてしまう事故も報告されています。
これらの事故を防止するためにも、対策を講じて安全にマンションライフを楽しみましょう。
リビングボイスでは、子育てファミリーにお勧めの横浜市戸塚区のマンションをご紹介しています。
住まいの住み替えをお考えの方も、お気軽にスタッフまでご相談ください。
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