こんにちは、リビングボイスの芭蕉です。
ここ数年、政治の大きな議論の的の一つに、消費税の増税がありました。
何回か延期されたため、果たして増税されるのかどうか確信を持ていない人もいたことでしょう。
予定通りに行けば、2019年の10月1日から、現行8％の消費税が10％に引き上げられます。
そこで気になるのが、住宅を購入する場合も消費税増税が関わってくるかどうかですよね。
今回は、消費税増税が住宅ローンの金利に及ぼす影響を見ていきたいと思います。
住宅を購入するなら消費税増税前がおトク！
消費税が増税されると、住宅ローンにも影響はあるのでしょうか。
消費税と聞くと、日常の買い物にかかる税金のようにイメージしがちですが、住宅のような大きな買い物でも徴収されています。
実は、土地を購入するだけなら、消費税は発生しません。
しかし建物を購入する際には、消費税が発生します。
住宅の価格は高額なため、消費税が2％増えるだけで、少なくとも数十万円の新たな出費が生まれると言われています。
そのため、増税前に住宅を購入すると、この余計な出費を抑えることができます。
消費税増税前の住宅購入はタイミングに注意！
結論から言うと、消費税増税前に住宅を購入するのであれば、2019年9月30日までに、引渡しを終える必要があります。
この日までに引き渡しを完了すれば、消費税は8％のままなのです。
ここでいう引渡しとは、具体的には登記を済ませ、鍵を受け渡し、残代金を支払ったタイミングです。
そのため入居が完了していなくても、引渡しさえ完了していれば、消費税8％が適用されます。
さて、マンションや建売住宅の場合はこれで良いのですが、注文住宅の場合、少し状況が変わってきます。
注文住宅は施工の進捗に左右されるため引渡しの計画が立てづらく、2019年9月30日に引き渡せるように進めていても、期日をオーバーしてしまう可能性が、マンションより高いのです。
それで消費税が10％になってしまっては不公平になりますから、注文住宅の場合は引渡しが済んでいなくても、2019年3月31日までに工事契約を締結していれば、消費税率が8％のままとなります。
消費税増税で住宅ローンの金利は緩やかに上昇する見込み
では消費税増税が行われた後は、住宅ローンの金利はどのように変動するのでしょうか。
景気が良くなると金利も上昇し、景気が悪くなると金利も減少します。
住宅ローンを組む側は、金利が低いほど返済額が少なくて済むのです。
一般的な景気動向として、消費税を増税する直前には駆け込みで需要が上がり、好景気となります。
一方、増税直後は消費が抑えられるため、景気が悪化するのです。
景気が悪くなれば、住宅ローンの金利は下がるか、上昇しても依然とあまり変わらない金利の額になります。
しかし増税で悪化した後は、景気が再び上向きになる傾向が強く、併せて金利も上昇します。
消費税増税後に引渡しとなる場合は、今より金利が上がっている可能性があると理解しておいた方が良いでしょう。
ただし、ここで書いたことはすべて「可能性」であり、必ずしもこの通りに景気や金利が変動するとは限らないことに留意してください。
まとめ
消費税増税は、住宅の購入費用に大きく影響します。
また増税に伴う景気の変化によって、住宅ローンの金利は変動していくでしょう。
これから家を購入する人は、そのことを強く意識して計画を立てる必要があるのです。
私たちリビングボイスでは、平塚市・藤沢市・伊勢原市を中心に不動産を豊富に取り揃えております。
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