こんにちは、リビングボイスの原です。
マイホームを新築したり、分譲マンションを購入したり、賃貸で住まいを探したりする場合、隣家や近隣から騒音がないか気になりますよね。
それと同時に、自分たちが出す生活音などがまわりに伝わって迷惑をかけないか、という心配もあります。
そこで今回は快適なマイホームづくりに欠かせない「防音」についてピックアップ!
住宅の構造による防音性の違いや自分でできる防音対策をご紹介します。
さらに自宅に設置できる防音室についてもまとめていますので、これからマイホームづくりを始める方はもちろん今のマイホームをもっと快適にしたい方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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弊社へのお問い合わせはこちらマイホームの「防音」を考える①住宅の構造による防音性の違い
そもそも隣家や屋外の音は、なぜ室内まで伝わってくるのでしょうか?
音は空気の振動によって伝わるため、マンションやアパートでは周囲の部屋で出された音が物や空気、さらに壁に伝って聞こえてくるというわけです。
音には以下の2つの種類があり、それぞれ伝わり方に違いがあります。
固体音
マンションなどの構造内部を通る音で、床や壁に接したスピーカーの音やトイレの排水音、エレベーターなどの機械振動がこれにあたります。
どこからともなく伝わってくるため、音の発生源を見極めるのが困難な場合もあります。
空気音
隣家から漏れ聞こえてくる話し声や音楽は、空気を伝わってくる音。
防音の観点からは、固体音よりも発生源が特定しやすく、防ぎやすい音といえます。
防音性の高い住宅の構造とは?
上記のような音の特性を知ったところで、住宅の構造による防音性を見てみましょう。
マンションやアパートの構造として、もっとも防音性が高いのは鉄筋コンクリート造で、続いて鉄骨造、木造の順で防音性が低くなります。
鉄筋コンクリート造の住宅は鉄の棒の骨組みにコンクリートを流し込んで造られているため、壁の密度が高く遮音性も高くなっているのです。
鉄骨造のマンションやアパートでも、木造の物件よりは遮音性が期待できますが、鉄骨造には「軽量鉄骨」と「重量鉄骨」の2種類があり、防音性を重視するなら断然「重量鉄骨」を選ぶのが正解。
壁の内部が空洞になった「軽量鉄骨」では防音性が低いので、物件を選ぶときには壁の内部の構造にも注意して選ぶとよいでしょう。
見た目にはわからなくても不動産会社の担当者に物件の構造を訪ねたり、内見の際に壁を軽く叩いてみて高い音がしないか確認してみたりするのもよいでしょう。
ただし鉄筋コンクリート造でも、窓の構造や位置によって防音性が損なわれることがあるので要注意!
また上階からの足音などは床を直接振動させて起こる音なので、たとえ鉄筋コンクリート造でも響きやすくなりますし、子どもたちが騒ぐ声や楽器音まで完全に防ぐことは叶いません。
マイホームの「防音」を考える②自分でできる防音対策
上記のように、どうしても防げない騒音はありますが、自分でもできる限りの対策をすることでマイホームの快適性を保つことは可能です。
これからマイホームを新築する場合は構造選びから検討できますが、今住んでいるマイホームでは構造は変えられません。
ここでは、そんな方でも今すぐ取り入れられる防音対策を挙げてみましょう。
床の防音対策
床を歩く音やカトラリーなどを落としたときなど、階下への音は意外に響きやすいもの。
手軽な防音対策としては、カーペットやマットなどを敷くのが一般的ですよね。
ただし防音対策のために敷くなら、裏面に数ミリのマットやウレタンなどを張り合わせた防音用のものを選ぶのがおすすめ。
音をしっかり吸収して音の響きを軽減し、階下の住民とのトラブルを回避することにもつながります。
窓の防音対策
音が漏れやすく、外の騒音の入口ともなる窓は、ぜひ対策したい部分。
リフォームできるのであれば二重ガラスにするのがおすすめですが、もっと手軽に防音するなら遮音カーテンをとりいれてみては?
特殊な織り方や生地を多重層にした遮音カーテンは、一般的なカーテンに比べて高い遮音効果が期待できるので、室内からの音漏れや外の騒音が気になる方は試してみる価値大です。
壁の防音対策
面積の大きな壁面は隣の部屋へ音が伝わりやすいもの。
とはいえ本棚やクローゼットなどの大型家具を置くだけでも防音対策になります。
さらに本や衣類を収納することで自然に音を吸収する障害物となり、防音性アップ!
こちらの対策は家具の配置だけでできる対策なので、模様替え感覚で試してみるのもいいでしょう。
すき間の防音対策
意外に見落としがちなのが、ちょっとしたすき間からの音漏れ。
ドアや窓と、壁の間のわずかなすき間を防音テープでふさぐことで、室内が驚くほど静かになり、音漏れの心配も軽減できます。
家電製品の防音対策
スピーカーを壁から離して置いたり、床との間にスペースを設けたりすることでも防音対策になりますが、冷蔵庫や洗濯機の振動も騒音のもととなるため注意が必要。
こういった家電製品も壁から離して置いたり、洗濯機なら振動を吸収するゴム脚などを着けたりするのも防音対策として有効です。
マイホームの「防音」を考える③防音室のタイプと設置費用
上記では気軽にできる防音対策をご紹介しましたが、さらに本格的に防音室を設置するという方法もあります。
たとえば「大音量で音楽を流したい」「時間を気にせずピアノの練習をしたい」といった方なら、思いきってマイホームに防音室を設置するのもいいでしょう。
ただし、もしもこれからマイホームを新築したり、分譲マンションを購入したりするなら防音室のためのスペースを確保しておくことがポイント。
とくに一戸建てでは床の振動などを考慮して、1階の間取りに防音室のスペースをつくるのが望ましいでしょう。
マイホームに設置可能な防音室としては、おもに以下のようなタイプがあります。
ボックス型のユニットタイプ
防音室のなかでは比較的、手軽に設置できるボックス型。
小さいものでは1畳未満のものもあり、ユニットタイプなのでリビングの一角などにも設置可能です。
費用相場は比較的手頃な60万円程度から。
楽器の練習など、1人でこもれる秘密基地のような感覚も魅力ですよね。
部屋に合わせて組み立てるタイプ
防音室にしたい部屋に合わせて遮音パネルを組み立てます。
こちらは一戸建てやマンションのなかの1部屋全体を防音室にしたい方におすすめ。
費用相場は部屋の広さによって幅がありますが、最低でも100万円は予定しておく必要がありそうです。
部屋全体を防音仕様にするタイプ
より本格的に、部屋の天井や壁を防音仕様にリフォームします。
大がかりな施工となるので賃貸物件などでは難しいかもしれませんが、それなりの性能を求める方には頼もしいタイプ。
費用相場は100万円くらいからとなりますが、こちらも部屋の広さや遮音レベルによってさらに高額になる場合があります。
まとめ
快適なマイホームづくりに役立つ「防音」の話はいかがでしたか?
気軽にできる防音対策から本格的な防音室の設置まで、「防音」の世界は奥が深いですね。
住宅の構造によって音の伝わり方が違うのは、新築から賃貸まで、マイホーム選びの際にぜひ参考にしたいところです。
とくにこれからマイホームを購入しようとお考えの方は、住宅の構造からしっかり吟味するべし!
どちらにしても「防音」についてのあれこれは、快適な暮らしに欠かせない要素です。
より快適なマイホーム選びやマイホームづくりに、どうぞお役立てください。
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