こんにちは、リビングボイスの菊地です。
住宅の屋根にはさまざまな種類があるため、「どれがいいのだろう?」「選び方がわからない…」と悩んでいませんか?
屋根は雨風や直射日光から家を守ってくれるだけでなく、快適に暮らすために必要な機能も持っています。
価格や素材、耐久性などが異なるので、自分に適したものを選択するのがコツです。
この記事では、住宅の屋根の選び方をテーマに、種類やメリット、デメリットをお伝えします。
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住宅の屋根材の選び方として、まずは種類を知ることからはじめましょう。
どのような種類があるのかを具体的に知っておけば、知識の1つとして役立ちます。
①粘土瓦
粘土瓦とは粘土を焼いて仕上げたもので、粘土を瓦のかたちにし、窯のなかで高温にして焼き固められているのが特徴です。
主に陶器瓦やいぶし瓦の種類があり、日本では昔から多くの住宅に取り入れられてきました。
趣のあるデザインで和風の住宅におすすめです。
また「洋瓦」という洋風住宅に合うものもあり、人気です。
ただし、屋根の下地や棟部のしっくい部分の点検など、定期的な補修が必要になります。
また、交換する際は既存の屋根を撤去してから、新しい屋根を設置するのが一般的です。
●耐久性:約40年から50年
●価格:1㎡あたり約8,000円から12,000円
②セメント瓦・コンクリート瓦
セメントと砂を1対2から1対3で混ぜ、モルタル型に入れて成形した種類です。
プレスセメントタイプとコンクリートタイプにわけられ、どちらも瓦のように並べて設置します。
コンクリート瓦は押し出し成形方式でつくられ、スラリー層で着色したあと、クリア塗装して仕上げていくのが特徴です。
●耐久性:約10年から20年
●価格:1㎡あたり約6,000円から8,000円
③化粧スレート
化粧スレートはセメントと繊維質を混ぜてつくる屋根材です。
一般的にはスレートと呼ばれていますが、コロニアルやカラーベストという名称で販売されることもあります。
現在の住宅ではこの化粧スレートが多く用いられ、ハウスメーカーや工務店でも一般的に取り入れられています。
和風や洋風など、どのような住宅にもマッチする種類なので、シンプルな屋根を希望する際は、化粧スレートが選び方としておすすめです。
●耐用年数:約20年から25年
●価格:1㎡あたり約4,000円から8,500円
④ガルバリウム鋼板
住宅における屋根の種類として、ガルバリウム鋼板もあげられます。
アルミニウム(約55%)が含まれ、亜鉛やシリコンでメッキ加工されているのが特徴です。
見た目がスタイリッシュなので、近代的でシンプルな住宅にピッタリといえます。
●耐用年数:約30年
●価格:1㎡あたり約6,000円から9,000円
⑤アスファルトシングル
ガラス繊維にアスファルトを染み込ませた種類です。
表面に石粒が吹き付けられ、アクリル樹脂で固められています。
複雑なかたちの屋根にも取り入れやすいので、デザイン性を求める人は、アスファルトシングルがおすすめです。
●耐用年数:約20年から30年
●価格:1㎡あたり約6,000円から7,000円
住宅の屋根材の選び方とそれぞれのメリットとは?
次に住宅における屋根の選び方のポイントとなる、それぞれのメリットを見ていきましょう。
①粘土瓦のメリット
粘土瓦のメリットは、耐久性やデザイン性の高さです。
表面が釉薬でコーティングされているものは、防水性に優れているのでメンテナンスがいりません。
また、粘土瓦は厚みがあるため、断熱性や防音性にも優れています。
結露もしにくいので、健康的な住宅を求める人は瓦を選び方の1つとして検討してみてください。
②セメント瓦・コンクリート瓦のメリット
セメントやコンクリートは衝撃に強く、瓦よりリーズナブルな点がメリットです。
寸法の制度が高く、大きさにバラつきが少ないため、施工しやすい点もメリットとしてあげられます。
③化粧スレートのメリット
化粧スレートのメリットは色やデザインが豊富な点です。
価格がリーズナブルなため現在は多くの住宅で用いられ、さまざまなメーカーから販売されています。
瓦に比べて軽量なので、耐震性に優れているのも大きな特徴です。
④ガルバリウム鋼板のメリット
ガルバリウム鋼板は軽量で耐震性が高く、耐熱性や熱反射性に強いのがメリットです。
複雑な形をした屋根にも施工しやすいので、個性的な屋根を用いる場合は、ガルバリウム鋼板がおすすめでしょう。
金属のわりに錆びにくいのも、大きなメリットです。
⑤アスファルトシングルのメリット
割れにくくデザイン性に優れているのがアスファルトシングルの特徴です。
やわらかい素材のため施工がしやすく、最近は防火性もアップしています。
軽量で耐震性に優れているのもメリットです。
住宅の屋根材の選び方とそれぞれのデメリットとは?
最後は住宅の屋根の選び方としておさえておきたい、デメリットを見ていきましょう。
①粘土瓦のデメリット
粘土瓦のデメリットは重量がある点です。
ほかの屋根に比べて重いので、住宅の耐震性を考慮する必要があります。
また施工費が1㎡あたり約8,000円から12,000円と、割高になるのもデメリットでしょう。
コストがかかってもいいから耐久性のある屋根を希望するという人は、選択肢として瓦を視野に入れてみてください。
②セメント瓦・コンクリート瓦のデメリット
セメントやコンクリート瓦は、水分を吸収しやすく、カビやコケが発生しやすい種類です。
塗装が薄くなってなかの素材が見えると、割れの原因にもなります。
そのため定期的なメンテナンスをおこない、必要に応じて塗装をおこなってください。
また重たい素材のため、耐震性の低下もデメリットの1つでしょう。
セメント瓦やコンクリート瓦はデメリットが多いため、最近は製造するメーカーも少なくなっています。
③化粧スレートのデメリット
塗装が必要なのが化粧スレートのデメリットです。
積雪や人が乗ったとき、重さに耐えられず割れてしまう可能性もあります。
台風などに弱く、築年数の経過とともに雨水が入りやすくなるのもデメリットでしょう。
屋根の表面に細かい凹凸があるため、水分が流れ落ちにくくなり、カビやコケの発生も懸念されます。
また塗装が薄くなってくるので、放置すると見た目も悪くなってしまいます。
初期費用はおさえられますが、そのぶんランニングコストがかかるかもしれません。
④ガルバリウム鋼板のデメリット
ガルバリウム鋼板は金属系の屋根のため、断熱性に欠けてしまいます。
夏や冬は外気温の影響を受けやすいので、グレードの高い断熱材を採用したり、サッシを高性能のものにしたり、さまざまな断熱対策が必要です。
また、ほかの屋根と比べて素材が薄いので、衝撃に弱く、傷やへこみが生じやすくなります。
化粧スレートと同じく築年数の経過とともに塗装が薄くなってくるので、定期的な塗り替えやメンテナンスが必要です。
⑤アスファルトシングルのデメリット
表面に細かい石粒が施されているので、ポロポロと落ちやすいのがデメリットです。
カビやコケが生えやすく、定期的なメンテナンスが欠かせません。
また施工できる業者が少ないのも、アスファルトシングルのデメリットになるでしょう。
先ほど屋根の種類で価格は1㎡あたり約6,000円から7,000円とお伝えしましたが、最近は業者が少ないため、この金額より割高になる可能性があります。
まとめ
この記事では住宅の屋根の選び方にスポットを当て、種類やそれぞれのメリット、デメリットをお伝えしました。
特徴や性能、初期費用やランニングコストなどが屋根によって異なります。
たくさんの種類があるため迷ってしまいますが、どのような住宅を求めるかによって決めるのが、おすすめの選び方です。
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