こんにちは、リビングボイスの荒川です。
土地選びのポイントでよく耳にする「角地」とは、2方向以上の道路に面した角の区画を指します。
角地はメリットが多く資産価値も高いため人気ですが、すべての角地が当たりの場所とは限りません。
今回は土地選びの際に知りたい角地のメリットとデメリット、方角による特徴をご紹介いたします。
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角地は建物を遮るものが少なく開放感があり、日当たりも確保しやすいことが大きなメリットです。
そのほかにも建ぺい率の緩和や資産価値の高さなど通常の土地にはない特徴も多く、方角など条件の良い角地はすぐに売れてしまうことも。
メリット①建ぺい率の緩和
地域によりわずかな差がありますが、角地は「建ぺい率」が通常の土地よりも10%優遇されているケースが多く、面積の広い家が作りやすいのです。
建ぺい率とは、土地にどれくらい面積の広い建物を建てられるかを数値にしたもので、住居の安全性や日照・通風性などを目的とした規定です。
角地は道路の見通しのために、隅部分を空地にしなければならない建築制限が設けられています。
このため建ぺい率が10%ほど緩和されますが、これはほかの緩和措置と併用することもできるため、防火地域内の耐火建築物など条件を満たせば建ぺい率が20%緩和されることもあります。
建ぺい率が緩和されることによって通常の土地よりも面積を広々使えることが特徴で、限られた場所を有効活用し利用価値を高められるというメリットがあります。
メリット②自由な間取りで建てやすい
建ぺい率が緩和されることでより自分好みの家を建てやすいのですが、角地はそれにくわえて2方向の道路に囲まれています。
玄関の位置や車を置く場所もどちらの道路側にするか選べるため、自由な間取りで家を建てられることが角地の大きなメリットです。
リビングや子ども部屋に日光を取り入れたり、夏でも快適な風通しの良い家にしたいなど、採光や風通りを念頭に置いた間取りも考えやすく、より住みやすい家を建築できるでしょう。
メリット③資産価値の高さ
上記のような魅力的なメリットから、角地は人気があり資産価値が高く、購入されやすい土地といえます。
将来的な話ですが、持っている土地が長く売れないと固定資産税がかかり、資産であるはずの土地の存在が負担になってしまうかもしれません。。
相続が発生した際も、使わない土地の相続は敬遠されがちな傾向にありますが、角地であれば将来的にも価値があると予想されるため、比較的高値での取引が期待されます。
将来住み替えや売却を検討しているならば、売り手に有利な条件で取り引きされやすい角地を購入するとよいでしょう。
角地を購入するデメリット
メリットの多い角地ですが、日当たりの良さや人気が逆にデメリットになってしまうことも。
事前にデメリットや対策をチェックして、思わぬトラブルや事故を防ぎましょう。
デメリット①土地の購入価格が高い
角地は人気である分、通常の土地よりも高く、また売れやすいためなかなか購入できない点がデメリットです。
相場は地域によって大きく異なりますが、1方向にしか道路に面していない土地と比べると1割程度高くなります。
土地と資産価値が高ければ高いほど、毎年納税する固定資産税も高くなり、家計を圧迫することになりかねせまん。
また道路2方向に面する角地は、土地の購入だけでなく建築費用やフェンスなど外装工事も費用がかかる傾向にあります。
何かとお金がかかりやすいことが、どの角地にも当てはまる大きなデメリットです。
デメリット②交通事故対策が必要
角地、とくに交通量の多い道路に面する場所は、交通事故のリスクが高いことが特徴です。
車が家に追突したり、家族が外出したときに車と接触してしまう事故が考えられるため、角地の購入前に周辺道路の交通量なども確認することをおすすめします。
購入後は家を守るための対策として、丈夫で見通しの良い外構を設置し、家族を危険から守りましょう。
それにくわえて角地は車の騒音や人の視線が入りやすい特徴があるため、外構の重要性は通常の土地より非常に高いといえます。
また、人の視線が入りやすいことはデメリットに思えるかもしれませんが、空き巣や不法侵入防止など防犯性の面ではメリットとして考えられます。
デメリット③日当たりが良すぎて暑い
土地選びで重要な要素である日当たりは、良すぎると建物に熱がこもったり、まぶしすぎるなどのデメリットに変わります。
角地は日光を遮るものが少ないため、窓の方向や位置によっては昼間に差し込む光が強すぎて、カーテンや窓を開けられないことも考えられます。
窓の位置を調整したり、遮熱性の高い建築材料を購入するなど、設計の時点でできる対策は多くありますが、建物が建ったあとは調整が難しい点でもあります。
住みやすさと直結する要素であるため、あとから後悔しないよう採光と風通しは購入前によく確認することをおすすめします。
各方角の角地の特徴
土地の購入で注意すべきポイントとして、角地の方角が挙げられます。
太陽は東から西へ上るため、基本的に日中は南側の日差しが強く、夕方になると西日が差し込みます。
日当たりと風通しの良さは角地の大きなメリットであり、これを活かして建物を設計する方も多いです。
しかし道路に面した方角によっては、日が入りにくかったり熱がこもりやすかったりなどのデメリットもあるため、方角ごとの特徴をチェックして後悔しない土地を購入しましょう。
北西角地の特徴
角地のなかでも北西向きは、日中の日当たりが弱く西日が強い特徴があり、比較的購入価格の低い方角です。
北側に天窓をつけるなど限られた方法でしか日光を取り入れられないため、採光を重要視しない方にとっては、西日の差し込みについてのみ対策すれば、暮らしやすく価格的にも購入しやすいおすすめの土地です。
北東角地の特徴
北東は朝日が差し込みやすい方角であり、朝日を浴びて一日をスタートさせるという方におすすめの角地です。
午前中はとくに日が差し、南側と建物の距離が離れることで午後も心地よい光が差し込むでしょう。
夏場は気温が上がりやすくなるため、シェードカーテンをつけるなどの対策で朝も快適に過ごしやすくなります。
南東角地の特徴
南東は朝から夕方まで日当たりが良好で、各方角のなかでも一番日当たりに優れた角地です。
南東・南西角地の南側は、日中は真上から日が差すため、直射日光が届くものの部屋の奥までは届かず、熱がこもりにくいことがメリットの一つ。
そのため一番、土地の価格が高くて売れやすく、人気の高い場所でもあります。
のちの売却や資産価値を考えるとぜひ購入したい角地ではありますが、立地によっては価格が隣地の2割増しであることも。
もし日中に一番日が差す南側にメインの窓を付けないのであれば、南東にこだわらず北東角地でもよいでしょう。
南西角地の特徴
南西角地の南側は、とくに午後の日当たりがよい点が特徴です。
しかし西日が入り込みやすい点がデメリットであるため、リビングやキッチンなどは南側の設計がよいでしょう。
南向きであるため角地のなかでも日当たり条件はよいほうですが、夏場の西日対策をすることをおすすめします。
まとめ
角地はメリットが多く人気の土地ですが、快適に過ごすためにはデメリットや方角を意識して選ぶ必要があります。
日当たりが良いと言われている南東角地を選んでも、周囲の建物や環境によっては恩恵を受けられない可能性もあるため、購入後に後悔しないよう、下調べは念入りにおこないましょう。
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