こんにちは、リビングボイスの植松です。
住まいを自由設計で建てる際、気を付けたいのは間取りと価格の関係です。
同じ床面積の家でも、間取り次第で価格が大きく変わる事があるからです。
今回は、間取りとコストについて、考えてみたいと思います。
新築一戸建ての建築コストを抑えるなら、形状は出来るだけシンプルに
新築一戸建ての本体価格がどのように決まるかというと、スケルトン状態である家の枠組みの費用に、中身である壁やその他の設備の費用を足した額で算出されます。
シンプルな形をしている家は室内の壁や設備を少なくできるため、材料に無駄が無く、建物にかかるコストを抑える事が出来ます。
同じ床面積の戸建てを比較してみても、形状が真四角の総二階の家は最もコストが下げられます。
外壁材の数で見れば、真四角の家は外壁が4面で済むのに対し、家の一角をへこませた家は外壁材が6面に。
その分柱や外壁材、コーナー処理の作業が必要となるため、コストが余計にかかります。
家の内部で、間取りを複雑にしたり、部屋数を多くすると工事に手間がかかるだけでなく壁紙やドアなど内装部材も多くかかり、その分コストがかかります。
新築一戸建てのランニングコストにも影響が
新築一戸建てを総二階建てにした場合、耐力壁(たいりょくへき。横からの力に対抗する能力を持つ壁)が一階と二階の同じ場所にある為、地震の時の横揺れや台風時の強風にも強い建物となります。
一方、外壁に凸凹が多い家はその分耐震性が弱くなるうえ、外部の熱環境の影響を受けやすくなり、断熱性も低下します。
耐震性が弱ければ、万が一大きな地震が起こった際に損害が出てしまい、大きな修繕費が必要となるでしょう。
断熱性が低下するということは、それだけ冷暖房コストがかかるということにもなります。
凸凹が少ない総二階建ての新築一戸建てには、他にもこんなメリットがあります。
総二階建ての家は壁面に凸凹が無いため死角が少なく、防犯上良いと言われています。
その分防犯カメラやセンサーライトなど、防犯にかける費用を削減できるでしょう。
また、屋根の形も単純なので雨漏りの心配もなく、結果修繕費が少なくて済むのでランニングコストを抑えられるのです。
おわりに
間取りによってコストがどれぐらい違うのかはケース毎に費用は異なりますが、間取り次第で新築一戸建ての建築費もランニングコストも変わるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
リビングボイスでは、注文住宅の間取り作りでお困りの方のご相談にも応じています。
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