「ネコノミクス」という言葉が象徴するように近年ペットを飼う方が急増し、今や3世帯のうち約1世帯がペットを飼っている状況です。
ペットの種類も犬や猫はもちろん、金魚や熱帯魚、亀、小鳥、ハムスター、フェレット、うさぎなどバリエーションが豊富になってきています。
なかでもやはり犬と猫は人気があり、1世帯で複数の犬や猫を飼うことも珍しくありません。
多くの世帯がペットを飼育している昨今、やはり大事なのは人間とペットが快適に暮らせる住環境ですね。
今回は犬に注目し、犬と子どもが一緒に遊べる庭造りについてご紹介します。
<頑丈な柵は必要?>
犬を庭で遊ばせたいなら、まずは周囲の状況から確認しましょう。
住宅地であれば犬が勝手に隣の家に侵入しないよう、庭全体を柵や塀で囲うなどの対策は必須。
リードをつけたまま庭で遊ばせるなら高く頑丈な柵は必要ありませんが、リードを外して庭で自由に遊ばせるつもりなら、話は変わってきます
・リードをつけたまま庭で遊ばせる(※リードをつなぐポールが必要)
・リードを外して自由に庭で遊ばせる
まずはどのような方法で庭を使うのかをハッキリさせることが重要です。
もしリードを外して遊ばせるのであれば、高さがある頑丈な柵や塀を庭全体に設置し、出入口も配置しましょう。
<庭に水道があるとなにかと便利>
庭に水道の蛇口を設置しておくと、犬に水を与えるときにすぐ給水できますし、散歩から帰ったら汚れた足をサッと洗うこともできます。
シャワーや洗い場があれば夏場には水浴びをすることが出来ますし、犬も飼い主も気持ちよく過ごせますよ。
<その他設置しておくと便利なもの>
犬は散歩中に排せつしますが、庭で飼育する場合は庭の好みの場所で自由に用を足してしまうことも。
そのため屋外トイレを設置して「ここで用を足してね」としつけをしなければなりません。
木製の柵や犬小屋の壁に向けておしっこをする癖がついてしまうと、強烈な臭いがつくうえに柵や犬小屋が傷んでしまいます。
早めに屋外トイレを設置してしつけをしましょう。
また、夏場は強い日差しが庭に差しこみますので、日陰になるような木を植える、サンシェードを設置する、日陰に犬小屋を設置するなどして夏の暑さをしのぐ工夫も大切です。
<ウリン材(ビリアン材)を使用した広々ウッドデッキ>
自宅にウッドデッキをつくるとリビングと庭の一体感が演出でき、ペットも飼い主も気持ちよく過ごせます。
ウッドデッキには重硬かつ耐朽性の高いウリン材が適していて、100年腐らないほど頑丈なうえにささくれが起きにくく、ペットの肉球にも優しい素材になっています。
樹脂製のウッドデッキもささくれがなく、しかも腐ることがないので安全です。
これらの素材を使ったウッドデッキを設置することで、犬が直接庭に出る急な段差を解消し、天井部分に日よけ(サンシェード)をつくることで真夏の強い日差しを避けてリラックスできますね。
また足腰の弱った老犬に配慮するために、ウッドデッキに出入りするためのスロープを別途設置する施工例もありますので、あわせてチェックしてみると良いかもしれませんね。
<犬にやさしい庭をつくるゴムチップやスターコンクリート>
犬の肉球はとても敏感で、床面の温度が極端に高かったり低かったりすると大きなストレスになり、それが原因で体調不良や病気になることもあります。
長時間過ごす事になる庭は、犬の肉球に優しい素材を使うのが基本です。
ここからは、犬が快適に過ごせる庭の素材をご紹介します。
・芝生…熱がこもらず踏み心地もソフト、足腰も傷めない理想的な素材だが定期的な手入れが必要。
・人工芝生…防草シートを敷きこみ、天然芝のようにしなやかで透水性のある素材が理想的。
・スターコンクリート…通常のコンクリートとは違い、太陽光による照り返しや温度上昇を防ぎ、汚れを簡単に洗い流せるためメンテナンスが楽。
・ゴムチップ…弾力があり滑りにくく犬の足腰に優しい素材、ただし下にコンクリートを敷いているので排せつ物の処理に手間がかかる。
・ヒノキチップ…防臭効果や防虫効果があり、最終的に土に還る自然な素材。
なかでも特におすすめなのは、スターコンクリートです。
スターコンクリートと人工芝生を組み合わせるなどすると、さらに快適に過ごす事が出来るようになります。
実際の施工例ではスターコンクリートとゴムチップを併用することで、庭を鮮やかに彩るケースや、人工芝生のみを使い、犬に優しいうえにメンテナンスしやすい庭造りをするケースもあります。
<庭にシャワーを設置>
犬が散歩を終えて家にあがる際に、庭にシャワーや洗い場があると便利です。
そこで庭に犬の大きさにあわせた洗い場とシャワーを設置し、散歩が終わると足元をサッと洗い流せるシャワーを設置する方もいます。
水道水だけではなく温水が出るように施工すれば、寒い冬もストレスなく足元をケアしてあげられますね。
<リビングから庭が一望できる工夫を>
お子さんと犬が庭で遊ぶことは情操教育の点からみても好ましいのですが、いつでも親御さんがお子さんやペットの行動を見守れるわけではありません。
そこでリビングから庭が一望できるように設計しておくと、キッチンやリビングにいながら見守りができるので安心。
新築時やリフォーム時に、「キッチンやリビングから庭が見えるように設計してほしい」と施工会社と打ち合わせすれば、会社側が最適な間取りやキッチンの配置を設計してくれますよ。
まずはしっかりと要望を固めておくことが大切ですね。
<庭の一部にグリーンや花を育てるスペースをつくる>
庭のすべてをペット用のスペースにすると、どこか味気無さを感じるかもしれません。
もしガーデニングを楽しみたいのであれば、庭の一部にお花や木を植えられるスペースを残しておくのがおすすめ。
ただし犬が食べると有害な植物もあるので、アサガオやアロエを始め、アジサイ、スイセンやツツジなどといった植物は庭に植えないようにしましょう。
※ペットにとって有害になり得る主な植物(パンジー、チューリップ、ポトス、クリスマスローズ、ナス、トマト、ヒイラギ、ポインセチア、フジバカマ、スズラン、ホウセンカなど)
チューリップは実際に猫が口にして亡くなったケースもありますので、覚えておいてくださいね。
また、散歩中にこれらの花に興味を示しても決して口にさせてはいけません。
大切なペットと快適に暮らすため、最大限の注意を払うことをおすすめします。
今回は犬のための庭造りや、お子さんと犬が安全に庭で遊ぶためのコツなどをご紹介しました。
医療技術がすすみ、10年以上生きる犬や猫は決して珍しくありませんし、ペットが歳をとった後の事も考える必要性が出てきました。
ペットも家族の一員と考えれば、ペットにとって快適で生活しやすいスペースを作ってあげるのは当然の事です。
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