こんにちは、リビングボイスの小林です。
内壁は建物の内部にある壁全般を指し、一つの大きな空間をいくつかの部屋として機能させるためには必要不可欠なものです。
家の内壁は部屋の見た目や印象を変えるだけではなく、素材によってさまざまなメリットがあります。
掃除やメンテナンスなどお手入れがしやすかったり、通気性に優れていてカビが発生しにくいといった種類それぞれの味があるため、新築・リフォームどちらでも内壁はこだわりポイントの一つです。
今回は家の内壁を決めるうえで知っておきたい、種類それぞれのメリット・デメリットをご紹介いたします。
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クロスは木材や塗り壁よりもリーズナブルで、自分好みのデザインが実現しやすい点が大きな魅力です。
見た目だけでなく、汚れがふき取りやすい・ひび割れにくく耐久性が高いなど実用性も兼ね備えたバランスのよい内壁です。
クロスは大きく分けて3種類で、それぞれに異なる特徴があります。
クロス系の内壁①:ビニールクロス
クロスのなかでもベーシックなタイプで、ハウスメーカーの基本内壁はビニールクロス設計がほとんどです。
一番安い種類ではありますが、デザインは豊富で個性的な部屋作りにはおすすめです。
子供部屋によく見られる可愛らしいデザインや蓄光の壁紙はすべてビニールクロスにあたります。
現在は防カビ・消臭機能などオプションを付けることもできるため、安っぽく見られない内壁でもあります。
メリットは、ビニールなので洗剤を使って拭いても痛みにくく、掃除がしやすいこと。
デメリットはカビが発生しやすく、数年で継ぎ目が剥がれるおそれがある点です。
数ある内壁のなかで特に色落ちやくすみやすい種類ですが、安価な分10年単位でクロスを貼りかえるというご家庭も。
また、湿気やカビの発生はアレルギーの誘発につながり、ビニールクロスを貼る際に使用される接着剤はシックハウス症候群の原因になる可能性があります。
クロス系の内壁②:繊維(布)クロス
麻や絹、レーヨンを素材とする繊維クロスは、ホテルや高級住宅で採用されることの多い種類です。
メリットは通気性・調湿性があることと、布ならではの高級感が感じられること。
デメリットは価格が比較的高めで、ほこりが付きやすく小まめに掃除が必要な点です。
ビニールクロスと比べると掃除やお手入れが大変なので、特にキッチンや子供部屋には向きません。
もし選ぶならば、リビングや和室のみ繊維クロスにするパターンがおすすめです。
クロス系の内壁③:紙クロス
紙クロスはほとんどがパルプ素材で作られていますが、和紙を使った高級内壁としても人気の高い種類です。
柄は洋風なプリント加工が人気で、ヨーロッパ・アメリカといった欧米風の部屋を作りたいときにはピッタリの内壁です。
メリットは、通気性・吸音性が高く、見た目に高級感が出ること。
デメリットは、シミになりやすく擦れに弱いなど、汚れが落としにくい点です。
そのため通気性を重視したい、かつ内壁が汚れにくい寝室への導入がおすすめです。
種類別家の内壁:木材
内壁の素材となる木材は「無垢材・集成材」の2種類があります。
無垢材は丸太から切って加工した板で1枚1枚の木目を楽しめる木材、集成材は細かい木材を張り付けて板状に形成したものを指します。
どちらも木ならではのあたたかさが感じられる、人気の絶えない家の内壁です。
木材系の内壁①:無垢材
スギやヒノキ、オークなどの自然な木目を楽しめる無垢材は、集成材と比べて高価格ではありますが、高い分調湿性・保温性に優れている高品質な木材です。
その値段から玄関や室内の一部分のみに使われることが多く、部屋にメリハリやアクセントをつけたいときにおすすめの内壁です。
特に無垢材のフローリングは、足に直接木のやわらかさが感じられると人気があります。
無垢材のメリットは、高品質で耐久性もあり、木ごとに異なる木目や質感を感じられる素朴なデザイン性とあたたかな雰囲気。
そして年数が経ち色あせても「古びている」とは言えないようなヴィンテージな雰囲気に育っていくことです。
デメリットは高価格であり傷つきやすく、汚れが落ちにくいこと。
それに加え木材は湿気に弱いので、内壁の場合は定期的にオイルを塗るなどのメンテナンスが必要です。
木材系の内壁②:集成材
家の骨組みや構造部材にもメインで使われる集成材ですが、加工しやすく内壁としても人気のある種類です。
メリットは、一定の品質が確保されており、手軽にナチュラルな雰囲気の部屋を作れること。
デメリットは無垢材と同じ傷つきやすさと、湿気に弱い点です。
もし水回りとして木材を使うならば、あらかじめ湿気対策が施された木材か尋ねてみましょう。
種類別家の内壁:塗り壁
日本に古くから伝わる内壁といえば塗り壁であり、仕上げの上塗りにどの素材を使うかによって「土壁・砂壁・漆喰(しっくい)」など種類が分かれます。
自然素材を使った塗り壁に共通したメリットは、非常に燃えにくく、火事の際に有害物質が出にくい点が挙げられます。
しかし塗り壁の施工は職人の手作業であり技術と時間が必要で、施工費がかかることが共通のデメリット。
また年数が経ち下地が劣化していたり、大きな地震があったときはひび割れてしまう可能性があります。
素材ごとの特徴を一つずつチェックしていきましょう。
塗り壁の内壁①:土壁・砂壁
土壁や砂壁はその名の通り、土や砂など自然の素材を基本として作った内壁で、通気性・調湿性といった空気循環に関してとても優れていることが特徴です。
そのため接着剤や塗料などに含まれる化学物質「ホルムアルデヒド」がほぼ不使用で、かつ空気が循環されダニやカビなどが発生しにくく、シックハウス症候群が発症しにくいことも挙げられます。
梅雨の時期は除湿器やエアコンを使わなくてもジメジメしにくいことが特徴なので、昔から日本の気候に合っていた内壁なのですね。
非常に魅力のあるメリットですが、特に砂壁は触ると表面の砂が落ちるため、他の種類と比べるとメンテナンスや掃除する手間が増えるといった特徴も。
ほかにも画鋲が刺さらなかったり、部屋の隅はひびが入りやすいなど小さなデメリットはありますが、それでも昔ながらの素材で職人の技術を感じられる塗り壁は非常に人気の内壁です。
和室1部屋のみを土壁・砂壁にするのも人気の注文です。
塗り壁の内壁②:漆喰・プラスター
漆喰は石灰系材料から作った塗り壁材で、現在は土壁や砂壁よりもこちらの比較的安価な漆喰・プラスターが一般的です。
プラスターは別名「西洋漆喰」と呼ばれ、漆喰よりもさらに安価で施工しやすく、輝くような白さが特徴の塗り壁です。
また下地に土を使用した場合は、土壁と同じく空気循環の優れた部屋を実現できるでしょう。
漆喰とプラスターは土壁・砂壁と比べ劣化しにくく、クロスのように10年単位などで貼りかえる必要がないため、ランニングコストも抑えられます。
クロスより施工費用は掛かっても、快適な住み心地を優先して全部屋の内壁を漆喰にしたいというご家庭も少なくありません。
まとめ
リーズナブルでデザイン性に富んだクロスやナチュラルな部屋が実現できる木材、日本の伝統技術を感じられる塗り壁、それぞれに魅力や知っておかなくてはならない注意点があります。
内壁選びはコストとデザインだけでなく、1年中快適に過ごせるか、経年劣化のメンテナンスは必要かなど、長期的な使用を念頭において選びましょう。
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