こんにちは、リビングボイスの中村です。
憧れのマイホームを建てようとするとき、こだわりの強い方であれば「壁の素材にもこだわりたい!」と思う方も少なからずいるでしょう。
そんなときに、漆喰という選択肢がありますが「名前は聞いたことあるけど、実際はどんな素材なの?」と、特徴などを知らない方も多いと思います。
今回は、そんな漆喰とは?という部分からメリット・デメリット、似たような素材である珪藻土との違いまで解説しますので、参考にしてみてください。
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そもそも漆喰とは「どんな素材なのか」という部分から見ていきましょう。
そのルーツは海にあり、海中にあるサンゴ礁が地殻変動などで陸地となり、その部分から石灰石が採取できます。
この石灰石を焼いて水を加えることで消石灰になり、繊維状のスサ(ひび割れ防止や壁の補強)や糊(のり)を加えて練ることで完成します。
環境に優しい素材といわれている所以は、原料の消石灰が二酸化炭素を吸収するという特性を持っているからです。
また、室内の壁だけではなく、外壁に塗っても効果があります。
耐久性などのメリットがあるため、昔から蔵やお城などに使用されてきました。
マイホームに漆喰を塗る際のメリット・デメリットとは?
自然素材として人気ですが、もちろんメリット・デメリットそれぞれあります。
素材として選択する場合は、どちらも考慮した上で判断することをおすすめします。
メリット1~耐久性が高い~
これは、現代まで残っている昔の屋敷、蔵、お城を見れば一目瞭然です。
もともと、雨や風を防ぐ目的で使用されてきましたので、数百年経っても残っていることを考えれば、耐久性の高さは証明できます。
メリット2~耐火性が高い~
耐久性の高さに加えて、耐火性の高さもあります。
燃えにくい原理としては、原材料である消石灰が無機質なため、燃えづらいという特性を持っています。
建築基準法でも「不燃材料」として認められている、安心素材です。
万が一、火災になった場合でも、不燃材料なので家全体に火が燃え広がりにくいため、防火対策としても優秀です。
さらに、燃えることによる有害なガスの発生は、化学物質で作られているクロスより、大幅に抑えられる部分もメリットといえます。
メリット3~調湿性が高い~
表面は細かい穴が多数空いています。
この穴のおかげで、夏の湿度が高いときには湿気を吸収してくれ、冬の乾燥するときには吸収した湿度を放出してくれるという、調湿機能が備わっています。
カビやダニ防止にもなり、快適な空間を提供してくれます。
ちなみに、原材料である消石灰には、二酸化炭素を吸収するという特性があります。
吸収することで石灰石へと戻っていきますが、戻るまでには100年以上ともいわれており、人にも環境にも優しい素材といわれています。
メリット4シックハウス症候群対策になる~
シックハウス症候群とは、家具や壁紙などの接着剤や塗料、防腐剤に使用されている「ホルムアルデヒド」「アセトアルデヒド」「トルエン」「キシレン」などの化学物質が、揮発することで発生するガスが原因です。
このガスを体内に取り込むと、倦怠感、めまい、喉の痛み、頭痛などのアレルギー症状が現れます。
現在においては、壁紙や接着剤がシックハウス症候群対策されているものが多いので、それらを選択すれば安心だと言えます。
ですが、壁紙のみならず家具なども原因として含まれることがあるので、壁紙だけで安心はできません。
そんな時に役立つのが漆喰で、ホルムアルデヒドを吸着してくれる上に再放出しないという特性を持っていますので、長年住む家にとって安心な環境を生み出してくれます。
また、アルカリ性ということもあり、消臭効果もあります。
メリット5~雰囲気を楽しめる~
フラットに塗ることもできれば、アンティーク調に凹凸を残しつつ塗ることもできます。
さらに、今ある壁の素材の上からでも塗れるタイプもあり、部屋の雰囲気をガラッと変えることができるので、雰囲気を楽しむこともできます。
リメイクシートのように手軽に変えられるアイテムもありますが、質にもこだわりたい方はご自身でチャレンジしてみるのもいいでしょう。
その際は、完成のイメージを事前に明確にしておき、養生などの塗れる環境を整えておくと失敗しづらくなります。
デメリット1~ひび割れの可能性がある~
施工する職人のテクニック、施工時の環境、下地の状態、家の揺れなどの要因で、ひび割れが起こる場合があります。
家の揺れは仕方ないにしろ、その他は施工する職人の経験によるものが大きいため、業者選びは慎重におこないたい部分です。
特に外壁に塗りたい場合は、天候の影響をもろに受けるため、やっぱり信頼できる業者を選びたいところです。
口コミなどを見て、第三者の客観的な意見で評価が高ければ、一度相談してみましょう。
施工後にひび割れが発生した場合や汚れが付いた場合は、薄く上塗りすることでひび割れや汚れを対処できます。
ご自身で対処するのが不安な方は、施工業者に相談してみましょう。
デメリット2~施工時間や費用が高め~
これは仕方ない部分です。
イメージしてもらうと分かりやすいですが、クロスは壁紙に接着剤を塗ってそれを広範囲で一気に貼っていくので、手間や時間はそれほどかかりません。
ですから、人件費が抑えられるので費用も安く済みます。
ですが、漆喰を塗るとなれば経験豊富な職人さんを雇って、手間をかけて少しずつ塗っていくので、手間と費用はクロスよりも多くなります。
ただし、それだけ素晴らしい環境が得られますし、クロスのように張替えする必要がないので、長期的に見ればお得になる場合があります。
マイホームの壁には漆喰?珪藻土?違いを解説
珪藻土という素材は似たようなイメージがありますが、実際の違いはよく分からない方が多いと思います。
そこで、珪藻土の違いについて比較しながら解説します。
珪藻土の違い1~原材料~
大きな違いとして、珪藻土は原材料が違います。
珪藻という藻の一種の化石が、海や湖の底に積み重なってできた粘土状の土を、珪藻土といいます。
漆喰はサンゴ礁から採取した石灰石に対して、珪藻土は藻が蓄積された粘土状の土という違いがあります。
珪藻土との違い2~デメリット~
比べてみるとメリットに関しては、どちらも同じような効果が得られますが、珪藻土の方が勝っている部分もあります。
それは調湿性で、珪藻土のほうが効果は高いといわれています。
大きな違いがあるとすればデメリットの部分です。
珪藻土のデメリットは「水に弱い」「防カビ性がない」「ボロボロ落ちる」といったものがあります。
漆喰はひび割れが起きるリスクはありますが、珪藻土のほうが全体的な耐久性に関しては低いといったデメリットがあります。
ただし、施工する業者や使用する壁材によって、デメリットの出方が変化するという部分は覚えておいてください。
珪藻土との違いをまとめると、以下のとおりです。
●原材料が違う(石灰石か珪藻土か)
●デメリットが違う(耐久性)
まとめ
マイホームを建てる際に、壁材にこだわりたい方は、自然素材である漆喰は選択肢の一つとして候補に入れてもいいでしょう。
似た素材に珪藻土がありますが、それぞれのメリットやデメリットを把握し、場所によって使い分けるのもいいかもしれません。
せっかくのマイホームですから、後悔のないように判断してみてください。
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