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無担保住宅ローンとはどんなローン?メリットから注意点まで解説

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無担保住宅ローンとはどんなローン?メリットから注意点まで解説

カテゴリ:住宅ローン

無担保住宅ローンとはどんなローン?メリットから注意点まで解説

こんにちは、リビングボイスの田中です。
住宅ローンと聞くと、自宅を担保にしなければならないと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ローン商品が多様化するにつれ、担保がいらない無担保住宅ローンが増えているのです。
無担保住宅ローンには、一般的な住宅ローン(有担保ローン)にはないさまざまなメリットがありますが、一方で気をつけておきたい注意点もあります。
そこで今回は、無担保住宅ローンの基本的な知識をはじめ、メリットや注意点について解説します。

無担保の住宅ローンとはどんなローン?

無担保の住宅ローンとはどんなローン?

担保なしで借りられる住宅ローン(無担保住宅ローン)が、どのような仕組みであるかを理解する前に、まずは一般的な住宅ローンについて確認していきましょう。
住宅ローンは、金融機関から借りた資金に対して、購入した不動産を担保にして抵当権を設定することで成り立っています。
これが一般的な住宅ローン「有担保ローン(担保あり住宅ローン)」です。
はじめに、担保と抵当権について、詳しく説明していきます。

担保とは

担保とは、債務者が返済できない場合に備えて、債権者が保証として預かる財産のことです。
この担保には「物的担保」と「人的担保」の2種類があります。
物的担保は有形の財産を指し、一般的には不動産が担保に使われます。
一方で、人的担保は債務者以外の第三者が返済を保証するもので、以前は連帯保証人が必要でしたが、最近は保証会社との契約が主流です。

抵当権とは

抵当権とは、担保とした不動産を売却する権利です。
不動産は登記されている所有者でなければ売却することはできません。
しかし、担保にした不動産に抵当権を設定登記しておくと、債務者が返済を怠った場合、債権者は不動産を強制的に売却できます。

無担保住宅ローンとは

無担保住宅ローンとは、その名の通り、担保を設定せずに利用できるローンです。
返済が滞った場合に備えるための担保が無いため、金融機関にとってはリスクが高く、利用条件が厳しくなります。
また、無担保住宅ローンは、家や土地などの不動産を担保しない代わりに、いろいろな利用条件があるのです。
下記以外にも、金融機関によって独自の利用条件や審査基準を設けていることがあるので、利用前に確認しておくことをおすすめします。
無担保住宅ローンの利用条件について

●申し込み時の年齢が20歳以上で65~70歳未満であること
●完済時の年齢が69~80歳以下であること
●安定した収入が継続してあること
●団体信用保険に加入できる健康状態であること
●過去に借入の滞納がないこと

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無担保住宅ローンを利用するメリット

無担保住宅ローンを利用するメリット

担保を用意しなくても利用できる無担保ローンには、ほかにもさまざまなメリットがあります。
ここからは、無担保住宅ローンを利用するメリットについて説明していきます。

メリット①一般的な住宅ローンよりも審査期間が短い

無担保住宅ローンのメリットは、一般的な住宅ローンと比較して審査期間が短いです。
融資金額にもよりますが、申し込みをした即日に融資を受けられることもあります。
一般的な住宅ローンでは、借主の属性だけでなく、担保となる物件や保証人の審査も必要です。
しかし、無担保住宅ローンでは、担保の審査を省き審査回答を早くすることができます。
そのため、急ぎで資金を用意する必要があるときには、無担保ローンの利用がおすすめです。

メリット②保証人など担保がない

有担保ローンを利用する場合、保証人や抵当権といった担保の用意が必要ですが、無担保ローンではそうした担保を用意する必要がありません。
これにより、精神的・時間的負担を減らしながら、ご自身の判断で申し込むことができます。
また、オンラインでの申し込みから融資までが完了する商品も多く、必要なときにすぐに手続きできることもメリットです。

メリット③諸経費を安く抑えられる

無担保住宅ローンでは、抵当権の設定がないため、登記に関する司法書士費用や登録免許税などが不要です。
一般的な住宅ローンでは、保証料や融資事務手数料が借入金額の2%ほど必要になりますが、無担保ローンでは保証料や融資事務手数料が不要であることも多いです。
そのため、諸経費を安く抑えられることも無担保ローンのメリットとして挙げられます。

メリット④資金用途が広い

一般的な住宅ローンは住宅購入時にしか利用できませんが、無担保ローンは目的を問わずに利用できるものも数多くあります。
たとえば、一般的な住宅ローンが借りられないような築年数の古い物件でも使うことができますし、セカンドハウスや別荘の購入などにも使えます。
また、家の解体費用に活用できたり、現在の住宅ローンの借り換え時につなぎ費用として利用したりすれば、スムーズに借り換えができるでしょう。
さらに、自宅のリフォーム・リノベーション費用として無担保住宅ローンを利用する場合は、ほかの使い道よりも利用条件を緩和したり、住宅ローンと併用することで金利を低くしたりしている金融機関が多いです。
ただし、資金用途については金融機関により異なりますので、事前に確認しておく必要があります。

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無担保住宅ローンを利用するときの注意点

無担保住宅ローンを利用するときの注意点

無担保住宅ローンは担保を必要とせずに利用できるため、さまざまなメリットがありますが、もちろん注意点も存在します。
以下では、無担保住宅ローンを利用するときに理解しておくべき、注意点について解説します。

注意点①金利が高い

無担保住宅ローンの金利は、一般的な住宅ローンよりも高めに設定されています。
一般的な住宅ローンの金利が0.5%程度~1.5%程度であるのに対し、無担保住宅ローンの金利は3%程度~5%程度が相場です。
これは、担保がないため、担保による融資した資金の回収ができず、金融機関にとってリスクがあるためです。
金利が高いと、返済総額が増えるため、返済計画を立てる際には注意しましょう。

注意点②融資の限度額が低い

無担保住宅ローンの融資限度額は、一般的に500万円から2,000万円程度となっています。
そのため、高額な物件を購入するときの利用には向いていません。
一般的な住宅ローンでは最高1億円程度まで借り入れることができますが、無担保住宅ローンではその上限が低く設定されています。
購入予定の物件や返済計画に合わせて、利用を検討する必要があります。

注意点③返済期間が短い

無担保住宅ローンの返済期間は、10年から15年程度と短い傾向にあります。
一般的な住宅ローンでは最長で30年以上の返済期間が設定されていますが、無担保住宅ローンはその期間が短いのです。
これは、金融機関がリスクを抑えるための措置の一つと言えます。
返済期間が短いと、月々の返済額が増える可能性がありますので、返済計画を立てる際には注意が必要です。

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まとめ

無担保の住宅ローンとは、担保を設定せずに利用できるローンで、審査期間が短いことがメリットです。
また、登記に関する費用がいらないので諸経費を抑えることができ、築年数の古い物件での購入やリフォーム費用としての利用も可能になります。
しかし、一般的な住宅ローンよりも金利が高めに設定されており、返済総額が増えることがあるのです。
さらに、融資の限度額は500万円から2,000万円程度、返済期間が10年から15年程度と短い、などの注意点もあります。
無担保住宅ローンを利用するのであれば、メリットだけではなく、しっかりと利用条件や注意点を理解したうえで、活用することをおすすめします。


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